「WordPressを活用するか既存サービスのCMSを活用するか迷っている」
「自由度の高いWordPressを活用したいが、メンテナンスの必要があると聞いて不安に思っている」
皆さま、こんにちは。
この記事は、【WordPressで構築するか、既存サービスを使うか迷っている】という方々へ向けて書いています。
ホームページはさまざまな作り方(構築方法)がありますが、その中でもWordPressの人気は根強く、認知度も非常に高いものとなっています。WordPressは無料で手に入り、初心者でも直感的に使えるところがよいといわれています。
しかし、そのほかにも例えば「note」や「Ameba Ownd」、そのほか医院向けや研究機関向けといった特化型などさまざまなホームページ作成サービスがあります。私たちも最短15秒でホームページが作れるホームページ作成サービスPAGEKitを運営しています。
簡単に更新したいという目的であれば、WordPressを使わずとも、ホームページ作成サービスやそのほかのCMS(ホームページを立ち上げて管理するツール)で実現できます。
■WordPressを使うメリット
- デザインの自由度が高い
- 多様な機能が無料で追加できる
- ユーザー数が多く終了の可能性が低い など
WordPressのメリットもたくさんあります。ただ、自由度が高いからといってすべての機能がワンタッチで簡単に使えるものではありません。ある程度のWordPress利用経験者がいなければ対応が難しい部分もあります。
そこで今回の記事では、WordPress以外の有料ホームページ作成サービス(=有料CMSサービス)を使ってホームページを立ち上げるメリットをご紹介します。
WordPress以外を使うメリット①わかりやすいサポートがある
有料のホームページ作成サービス(=有料CMSサービス)を利用する場合、困りごとに対するサポートがあります。メールやチャット対応など、サービスによって窓口の形はさまざまですが、サポートが全くないということはありません。
サポート窓口があるだけでなく、ヘルプページや操作マニュアルなどが準備されていることが多いのも有料CMSサービスの特徴です。
WordPressは利用料金は無料ですが、有志が開発するオープンソース型のCMSですから、運営元というものがありません。つまり公式に質問する窓口がありません。ユーザー同士で解決するフォーラムは用意されていますが、そこで初心者の方々が質問するハードルは高いと思います。
また、サポートページはありますが専門用語が多いことと、英語を翻訳したものになるので不自然な日本語のところもあります。
https://ja.wordpress.org/support/
初心者でもわかりやすいサポートやマニュアルがあるのは日本語で開発されたツールであり、有料で提供されているサービスだからこそという面もあります。
料金の中には、そういった部分も含まれているので、月額料金はかかりますがその料金に合わせた安心を享受することができます。
WordPress以外を使うメリット②セキュリティ面の不安が少ない
ニュースやSNS等でたびたび取り上げられるWordPressの脆弱性。WordPressの開発体制に大きな問題があるというわけではなく、WordPressが推奨するアップデートができていないことなど、利用者側が原因で引き起こしていることもあるのです。
有料CMSサービスでは、CMSのアップデートは基本的に管理者が行い、最新の状態に保ってもらえるため、利用者側が原因で攻撃を受けるという可能性がなくなります。それだけでもセキュリティリスクや、トラブル対応に割く時間を減らせているといえます。
参考:https://www.sakura.ad.jp/partners/marketplace/secure_cms/
WordPressは無料で手に入れられ、自分で構築してホームページをつくれるとはいうものの、セキュリティは自身に託されることとなります。
WordPressでWEBサイトを構築した経験者が近くにいるか、制作会社にお任せできない場合は、有料CMSサービスを使い、ある程度テクニカルな部分をお任せできるほうが安心感があるのではないかと思います。
WordPress以外を使うメリット③サーバーの管理が不要
WordPressは本体は無料で配布されていますが、ホームページとして完成させ、公開するためには、WordPressをインストールするサーバー(レンタルサーバー)を準備し、ホームページを公開している間はサーバー管理を続けていく必要があります。
ホームページ作成のための有料CMSサービスはサーバー込みで提供されるので、IDとパスワードを手にすればすぐに利用を始められます。利用者はサーバーに全く関与せず、ホームページを開設できます。
サーバーの知識がある人が社内にいれば大きな問題にならないのですが、初心者ばかりの状態ではなかなか大変な面もあります。レンタルサーバーはすぐに借りられますので普段は特に何も問題ないのですが、サーバーがダウンしたりエラーが出たりとトラブルが発生すると対応コストが大きくなってしまいます。
参考:https://www.xserver.ne.jp/manual/man_how_to_start_wpblog.php
また、費用についてもWordPressは利用料金が無料ですが、レンタルサーバーの利用料は必須なため、サーバーの選び方によっては、そのほかの有料CMSサービスを活用してホームページを開設したほうがお手頃に感じられることも。
「WordPressは無料だ」というのはある意味で間違っているといえるので、予算を考える際には注意が必要です。
WordPress以外を使うメリット④CMS本体の管理が不要
上記のセキュリティの項目でも少し触れましたが、WordPressを利用している状態では、基本的な管理はすべて運営者が行います。
WordPressがバージョンアップ(アップデート)されたら、その連絡を受けて更新作業を適宜行っていく必要があります。WordPressが最新のバージョンになっていないと、セキュリティ面で不安が残り、サイバー攻撃などを受けてしまう可能性があるからです。
WordPressはセキュリティを高めるため、本体のバージョンアップがこまめに実施されています。その情報はメールや有志が運営するサイトでお知らせがあります。
参考:https://ja.wordpress.org/2023/05/22/wordpress-6-2-2-security-release/
本体のバージョンアップにより、デザインテーマの崩れが出たりプラグインが利用不可になったりするなど影響も出てきます。本体以外のデザインテーマのアップデートやプラグインの更新などそれぞれに対応する必要があるため、人的リソースの面からも継続的に行うのは難しいことがほとんどです。
有料のCMSサービスであれば本体のバージョンアップ等を個別に対応する必要がなくなるので、それだけでも管理の手間が省けるため、メリットの一つといえます。
WordPress以外を使うメリット⑤初期設定が簡単
WordPressは高い自由度が最大の特徴なので、初期設定項目も多岐に渡ります。自由である反面、項目ごとに決断しながら進めるため、経験値がないと一つずつ調べながら設定していくことになります。
WordPressは利用者が多いため、わからないことは検索すると解決策をだいたい見つけることができますが、公式見解ではないため、それぞれが”よい”とする内容にも幅があります。
もしかしたら検索エンジンから見つけた情報が古い場合や、ほかにもっと適切な形があるかもしれません。情報を参考にするそれぞれが判断し、設定していく必要があります。
有料CMSサービスは初心者でも簡単にホームページを開設できることを第一の目的としているので、初期設定もできる限りわかりやすく簡単に、シンプルに設計されています。
マニュアルも公式に準備されていることが多く、画面の設計上も親切で、直感的に設定しやすいです。
参考:https://help.amebaownd.com/posts/212006
初期設定を楽しみながらできるなら好みにカスタマイズできるWordPressのメリットは大きいですが、一つずつチェックして進めるのは大変な部分もあります。
一長一短がありますので、それぞれのメリットとデメリットを考えて選ぶ必要がありますね。
まとめ
WordPressのデザイン性や自由度を考えると無料で使えるは素晴らしく、有志の方々の開発協力やフォーラム運営などがあって環境もよいのですが、それでもある程度のテクニカルな知識がなければ人的コストがかかりすぎる面があります。
サーバーやシステム本体のアップデートなどをお任せできる有料CMSサービスは継続的に月々の費用がかかるものの、WordPressと比較してメリットがあります。それぞれを比較検討してから導入していただければ、最終的に時間やコストを削減できます。
ぜひ両方のメリットデメリットを知り、皆さまがホームページにかけられる時間とコストをなどのバランスを考えて導入を決定していただければと思います。導入検討に時間はかかりますが、将来的にスムーズなホームページ運営が可能になると思います。
どうしてもホームページ作りが難しいという場合はページキットにおまかせください。
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