「ホームページのトップページの原稿を書かなければいけないが何を書けばいいかわからない」
「ホームページの制作会社からトップページ用の原稿の準備を頼まれて困っている」
皆さま、こんにちは。
ホームページのトップページといえば、そのページでいちばん目立つところです。ほとんどの印象が決まってしまうページなので、メイン写真選びとともに、原稿は手を抜かずに書いていきたいですね。
ただ、キャッチコピーや概要文など、特に自分の商売に関する文章ってなかなか出てきません。良いところを見つけるのは自分自身ではすごく難しいです。けれど、ライターを入れればそれだけで3万円、5万円とかかってきます。
特にホームページ作成サービスを使って制作する場合、デザインテンプレートに文章の部分が空欄やダミー文章になっていて、文章を書くのが苦手な方には非常にプレッシャーに感じられると思います。
そこで今回は、ライターなしでトップページの原稿を作る・書く方法をまとめていきます。
○デザインテンプレートをベースにすると、基本5パーツ
トップページの原稿は、大きく5つのパーツで構成されます。
- サイトキャッチコピー
- サイトタイトル
- サイト概要
- Welcome見出し
- Welcome本文
細かい部分はデザインによって違うかもしれませんが、この5つは基本的にどんなホームページでも書く必要があると思います。
それぞれのパーツの書き方のコツについて、以下にまとめますので参考になさってください。
原稿の作り方①サイトキャッチコピー
自分たちが何をしているかがわかるように、具体的な業務や業種、提供サービスの内容、場所を書きます。
例)
○大阪・南堀江の立花通り沿いに並ぶ、ヨーロピアンスタイルの美容室
○下通り 市役所前駅 徒歩▲分!落ち着いた和の空間で味わう絶品焼き鳥と鶏料理
○アプリ開発とクラウドサービス活用支援・IT技術者派遣
文字数は25文字〜35文字程度が目安です。
地方の会社であれば県名、商圏の狭い飲食店やお教室等なら最寄り駅なども入れておきましょう。
このサイトキャッチコピーは、訪問者がいちばん最初に目にするところです。
特に新規の訪問者には、このホームページが”自分に関係がある”とわかってもらうためのスペースなので、できるだけ提供しているサービスを具体的に書いておきます。
原稿の作り方②サイトタイトル
サイトタイトルは、企業やお店の名前など、そのホームページのいちばんメインの部分です。
シンプルに会社の名前、お店の名前だけでOKです。
ただ、読み方の難しい企業名、店名の場合はカタカナも併記すると親切です。
また業種がわかりづらいなら、キャッチコピーと重複して構わないので、このタイトルにも入れておきましょう。
例)
・喫茶と軽食 「コーヒーハウス AAABBB」
→店名が「コーヒーハウス AAABBB」ですが、ランチやフードも出しているなら”軽食”など書いておいたほうがわかりやすいですよね。
・鎌倉・イタリアンレストラン La Passo(ラ・パッソ)
→店名だけ「 La Passo」と書いても何のお店かわかりませんし、なんと読むのかもわからないので、やはり場所、業種、読みがなを併記するとわかりやすいです。なんと読んだらよいかわからない店名や企業名は覚えづらいので読みがなをつけないのはNGです。
・飲食店ホームページ制作「AAサービス」
→こちらも「AAサービス」だけでは知っている人しかわからないので、業種を企業名の前に追加したパターン。
サイトタイトルに業種名等を入れた場合、キャッチコピーとかぶるのが気になるかもしれませんが、キャッチコピーは「飲食店特化型ホームページ制作とSNS活用支援」などサイトタイトルよりもっと具体的な内容を書いているはずなので、かぶっても読んでいる方は気になりません。
また、検索エンジンの上位に表示させたい場合は、アピールしたい言葉をたくさん書いておいたほうがいいのです。つまり、言葉がかぶるのは検索エンジン上位表示対策としては、とてもいい施策ですので気にせずOKです。
原稿の作り方③サイト概要
サイト概要=ディスクリプション(description)とも呼ばれます。ここは営業トークのようなもの。PRしたいことを短くまとめて書きます。
例えばお店や企業の紹介をするときに、「うちはこのようなお店で、こういったものを販売していて」と説明しますよね。それをまとめて書いたものです。営業トークで話している内容を書いていきましょう。
例えば、WEB制作とマーケティングで定評のある株式会社ベイジさんのホームページには以下のような概要が書かれています。
BtoBには特有のマーケティング、採用、プロダクトの課題があります。
BtoBの勝ちパターンを網羅した180項目におよぶ独自の改善メソッドと
140項目におよぶ独自の制作ワークフローを駆使しながら
マーケティング、デザイン、テクノロジーを組み合わせて
BtoB企業の経営課題を丁寧に解決します。
引用:株式会社ベイジ
自分たちが得意なこと、提供できることを書いています。
どの業種の方々にも、このような営業トークはあると思いますので、それがヒントです。
<まとめ方>
1.自己紹介で話すような気持ちで、お店や企業のPRポイントを書き出したり話したりする
2.余分な部分や接続詞を落としていく。
3.読点(、)や中黒(・)を使って省スペースな中に言いたいことを詰め込んでいく
全体の文字数は80文字〜150文字くらいです。
100文字くらいにすると読みやすいです。
ホームページのタイトルまわりは以上の3パーツです。
デザインテンプレートにある「サイトタイトル」「サイト概要」にも同じ文章を入れれば完成です。
原稿の作り方④Welcome見出し
ホームページのトップには、「はじめに」「このサイトについて」といった枠があることが多いですね。これを”Welcome枠”と私は呼んでいます。
それに付ける見出しが、メインキャッチコピーになります。
自分たちのサービスでいちばん特徴的で、最も熱意をもって伝えたいことをこの部分に書きます。
日々の仕事の中で大切にしているビジョンや想いなどを思い切りぶつけてもいいでしょう。
ここまでタイトルまわりで業種や特徴など具体的なことを書いてきていますので、この見出しは情熱的なほうが熱意が伝わる書き方のほうが良いと思っています。
原稿の作り方⑤Welcome本文
その想いをぶつけた見出しにぶら下がるのが「Welcome本文」です。
ここには、「こんな方にオススメ」と自分のサービスをオススメする人がどんな人が具体的に書いてください。
例)
・熊本駅近くで帰りの電車に乗る前に「軽く飲んで息抜きがしたい」、お手頃な価格で飲み放題付きの「歓送迎会がしたい」そんな方にぴったりの居酒屋です。旬の食材の小皿料理を日替わりでご用意中。
・ホームページ制作予算が少なく「できるだけ自分で作業したい」けれど「専門的な部分はプロに任せたい」「運用保守はマニュアルをもらえば社内で対応できる」方々にぴったりの格安ホームページ制作サービスを提供しています。
この部分があると「あ、自分にぴったりかも」と思ってくださる方が必ず出てきます。そんな方は、熱心にホームページの内容を読んでくださるはず。「自分たちのサービスは誰にぴったりなんだろう?」と今一度考えて、文章を作ってみてください。
まとめ
ホームページのトップページに書く原稿は、そのお店・企業の行き先を左右するほど大切なものです。WEBに強いライターさんにヒアリングしてもらって書いていただくのがベストですが、予算には限りがあり、なかなか難しいですよね。
私がトップページ原稿を書くときや、お客様に書いていただくときにお伝えしている内容をまとめてみましたので、少しでも皆様の参考になり、ホームページの原稿が良いものになれば幸いです。
どうしてもホームページ作りが難しいという場合はページキットにおまかせください。
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