「写真をホームページやブログに使いたいので、無料の写真素材を探したい」
「撮影する予算がないので、パンフレットやチラシに使う写真がほしい」
この記事は、【無料で写真を使いたい】と思っている皆さまへ向けて書いています。
皆さま、こんにちは。
ホームページやチラシを作っていると、「こういう写真がほしい」と切実に思うときがあります。カメラマンを依頼すれば好みの写真が手に入りますが、相応のコストがかかりますし、撮影してもらうほど立派な写真が必要なわけでないことも多いです。そんなときに便利なのが、無料の写真素材提供サイトです。
心配になるのがクオリティ。しかしこのようなサイトではプロカメラマンがきちんと撮影したものが多くなっています。高品質な写真を無料で提供できるのは、ページが表示されることによる<広告収入>があるからです。
また、写真をダウンロードするときに登録する情報やアンケート結果の<収集>が目的なサイトもあります。<収集>というと個人情報が抜かれるような不安があるかもしれませんが、悪質なものではありません。写真の対価として情報を提供するシステムになっている、ということです。
この記事で紹介する6サイトは私も実際に利用しており、悪質なものはありません。安心して写真をダウンロードできます。ただ、個人の情報を登録するのが不安な方は、登録が不要なところを選んで利用してくださいね。
はじめに:無料で使うなら「商用利用」「クレジット表記」の言葉は覚えよう
写真素材提供サイトには、「商用利用」と「クレジット表記」の言葉が多く出てきます。「商用利用」は企業のパンフレットや商品販売のネットショップなど、利益を得ることを目的として作られるものでその写真を利用することを指します。個人、法人は問わず、どちらであっても、その写真を使った制作物で利益を得たいと思った場合は商用に当たります。
写真素材提供サイトには、「商用利用」についての可否が必ず書かれています。利用可か利用不可かのどちらかです。必ず確認して、利益を得ることを目的とした制作物にその写真を使うときは「商用利用可」の表記がなければ使えませんので気をつけてください。
もう一つ、重要なのが「クレジット表記」です。これは、その写真の著作権を示す表記のことで、「クレジット表記が必要」であれば、その写真の近くにクレジット(権利者)を記載し、リンク等を張る必要があります。写真を借りているということがわかりやすく見ている人に伝わるようにしなければなりません。
企業のホームページやパンフレットで、他者のクレジットを表記するのはなかなか常識的に難しいですよね。「商用利用」するのであれば、「クレジット表記不要」のところを探す必要があります。
写真をダウンロードする際には、必ず規約に目を通し、商用やクレジットについての可否や要不要を確認することをお忘れなく!それが無料で使うときのマナーです。
無料写真素材サイト1:PAKUTASO(ぱくたそ)
私のいちばんのオススメが「PAKUTASO(ぱくたそ)」です。【商用利用可】で、【クレジット表記不要】。誰でも自由にどこにでも使えます。
特に人物の写真が秀逸。ブログなどの場合に文章と合わせて使いやすく、ほかのサイトにないものがたくさんあります。ハロウィンやクリスマスなど季節にも対応。ほしい写真が出てきたときに、まず最初はここで探してみるといいでしょう。
無料写真素材サイト2:足成(あしなり)
「PAKUTASO(ぱくたそ)」と並んで、プロのデザイナーがよく利用しているのが「足成(あしなり)」です。こちらも【商用利用可】で、【クレジット表記不要】。誰でも自由にどこにでも使えます。
足成はアマチュアカメラマンの写真が提供されています。アマチュアであっても、品質はいいものばかり。特に風景や日常の様子など、挿絵やイメージ画像として使いやすい写真が多いです。一般的なパンフレットやウェブサイトには、「PAKUTASO(ぱくたそ)」よりも個性が少し控えめな「足成(あしなり)」の写真のほうが使いやすいかもしれません。
無料写真素材サイト3:写真AC
「写真AC」は【商用利用可】で、【クレジット表記不要】ですが、メールアドレスなどを登録して会員にならなければダウンロードができない仕組みです。
そのため、少し面倒だと思われる方も多いと思いますが、企業が使いやすい写真が多数。スーツ姿の男性や打ち合わせ風景、パソコン、スマホなど、ビジネスシーンを表現した写真が多くあります。
そのほか、医療や介護など関する写真や、緑や光といったイメージ写真に使いやすいものも。人物は日本人以外がモデルになっていることが多いため、スタイリッシュなデザインと合わせるにはこの「写真AC」がいちばんです。
無料写真素材サイト4:pixabay(ピクサベイ)
私の運営するホームページ作成サービスPAGEKitにおいて、管理画面から画像取得を可能にしているのが「pixabay(ピクサベイ)」です。海外の風景がほとんどですが、建築物や自然を切り取った写真が多くあります。
ここにある写真ははCC0(クリエイティブ・コモンズ・ゼロ)という撮影者の著作権が放棄された画像ばかりです。そのため、【商用利用】はもちろんどんな場所でも自由に使えます。写真自体の権利が放棄されているので【クレジット表記】も必要ありません。写真の加工や再配布も制限がありません。
ただし、写真に写りこんでいる人物や企業のロゴなどには権利が残っているものもあるため、再配布や加工利用をする場合はそれらを省く必要があります。
(PAGEkitの管理画面からは、そのような権利が残っていそうな画像は排除し、安心して使ってもらえるように工夫をしています。)
写真自体に著作権がなくて自由に利用できるものでも、再配布や加工には人の顔や企業ロゴが写っているとそれらで権利が発生することもあるので、注意して利用して下さい。
無料写真素材サイト5:フードフォト
食材や料理の写真は素人が撮るにはいちばん難しい題材ではないかと感じます。スマホでもずいぶんきれいな写真が撮れる時代になりましたが、それでもなかなかきれいに撮れないのが食材・料理写真です。
スマホカメラでは人物の写真は顔を認識して肌色補正などが自動で行われ、きれいに見えるよう調整されます。また、風景は色合いが鮮やかであれば美しく見えますし、全体を広く写すのであればピントのブレも気になりません。しかし料理は色やピント、構図など全てが揃わないとマズく見えるのです。
プロのカメラマンでもおいしそうに美しく見せるのが難しいジャンルにも関わらず、「フードフォト」はプロが撮った写真が無料で使える、凄いサイトです。ワインなどドリンク写真もそろっていて、レストランのメニュー表などにも使いやすい写真が揃っています。
【商用利用可】で、【クレジット表記不要】。情報登録も不要です。また、写真の加工も悪意を持った加工でなければOKなので、切り抜いたり、いくつかの写真をまとめたりできます。切り抜きやすいよう、背景が白いものも準備されています。デザイナーには非常にありがたいサイトですね。
無料写真素材サイト6:ソザイニング
デザイナーやディレクターなどクリエイターが”こんなのがあったらうれしい”と思う写真を実際に撮って、提供してくれているサイトです。そのため、イメージ写真に使いやすいものばかり。観葉植物や夕暮れ、月や海、雨や雪などの写真が多くなっています。
ちょっとワンポイントとしてデザインの中に写真を入れたいなと思ったら、「ソザイニング」がオススメです。【商用利用可】で、【クレジット表記不要】。情報登録も不要です。
まとめ
ここで紹介した写真素材サイトは全て日本語対応のサイトですが、海外のサイトをのぞけば、もっとスタイリッシュでハイクオリティの写真もあります。
イメージにぴったりの写真を見つけるのは時間がかかるかもしれませんが、それぞれのサイトの特徴をつかめば、見つけるのも早くなるはず。多くの写真素材サイトがありますので、使えるものをうまく見つけて、撮影コストを抑えましょう!
どうしてもホームページ作りが難しいという場合はページキットにおまかせください。
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