ホームページのコツ

ホームページの「メニュー」に掲載する項目の決め方

「ホームページのメニューに載せる項目を決められない」
「メニューに載せられる項目は決めたのに優先順位の付け方がわからない」

皆さま、こんにちは。
ホームページにつきものの”メニュー(グローバルメニューなどとも呼ばれます)”は、どのように決めるのが正しいのでしょうか。

載せたい項目を全部載せることもデザイン上は可能ですが、全部載せたらそれで解決するわけでもないのが難しいところです。

デザイン的におかしくないところに着地するなら、やはり5〜7個くらいまでがメニューに適した項目数です。

それをどうやって選んでいくか、今回の記事ではご紹介していきます。

メニュー項目の決め方①載せたいページ(項目)を全て洗い出す

メニューに載せるものを決めてまとめた表を「メニュー構成表」と呼びます。ホームページ制作をデザイナーさんや制作会社さんに依頼するときには、この構成表を担当者の方がご自身で作らなければならないこともあります。

まず、その構成表のベースになるものをたたき台として作っていきましょう。
それが”項目の洗い出し”という作業です。メニューに載せたいなぁと思う項目を並べていきます。

WordやExcel、メモアプリにまとめていきます。
このとき、他社のホームページを見るとアイデアをもらえます。オススメの参考サイトは「Parts」というパーツごとにデザインを集めてくれているWEBサイトです。

参考:https://partsdesign.net/header

“ヘッダー”という項目を選ぶと、メニューが確認できます。各社どのような項目を表示しているか見てみると、これまで全く想定していなかった項目が見つかることも。たくさんのホームページからアイデアをもらい、どんなメニュー項目が考えられるか、まず一覧をつくってみてください。

メニュー項目の決め方②ChatGPTにヒントをもらおう

最近話題のAIチャットサービス「ChatGPT」を使うと、メニュー項目のヒントをもらえます。「どうしてこの項目が必要か」というところまで教えてもらえるので、マーケティングリサーチも同時にできます。

「ChatGPT」というサービスは何かというと、イーロン・マスク氏などが設立した団体が開発したサービスで、私たちが質問したことに対してAIが答えてくれる、会話形式のAIツールです。ログインが必要ですが、誰でも無料で利用できます。

ChatGPTに「中学生向けの学習塾のホームページの目立つ位置に配置するグローバルメニューの項目で適切な項目を知りたい」と質問してみました。

▼答え

メニュー項目をリストアップして、それらがなぜ適切なのか、マーケティング視点の答えを教えてくれました。AIですからインターネット上にある塾のホームページやマーケティングの解説などを元に答えを導き出してくれています。

これはそのまま使ってもいいくらいの精度ですし、「なぜこの項目が必要か」と誰かから質問されたときにも答えやすいですよね。ぜひみなさんの業種のメニュー項目で適切なものをChatGPTに聞いてみてください。

https://chat.openai.com/chat

メニュー項目の決め方③売上につながりそうなページランキングを考える

多くのホームページに載せている項目に沿って掲載しておけば不便なホームページ、失敗したホームページにはならないのですが、やはり最終的にはホームページから利益が上がらなければいけないですよね。

ではどういうページを訪問者様に読んでもらえたら=メニューに載せて目立たせれば売上が上がるのか?ということも考えるとよいと思います。

参考に上げると、売上につながりやすいのは以下のようなページです。

  • サービス(商品紹介)
  • 過去事例、実績
  • 申し込みページ
  • 購入ページ
  • 資料請求ページ
  • お問い合わせフォーム

このようなページをホームページ内に組み込むのであれば、メニューにも載せておくと売上につながりやすくなるかもしれません。

メニュー項目の決め方④検索エンジンで目立たせたいページを選び、総合する

実はメニューに載せたページは、検索エンジンでも非常に目立つ存在になります。理由は、いろいろなページにメニューが掲載されてリンクが集まるため、Googleが重要なページであると判断するからです。

リンクが集まっているページ=そのホームページの中で重要度の高いページ

Googleはこのように判断しています。
それが本当かどうかは検索エンジンをみているとわかります。

弊社が運営するホームページ作成サービスPAGEKitをGoogleで検索すると、操作マニュアルのTOPページ/料金/よくあるご質問/機能・特徴というページが大きく表示されます。これはメニューに載っている項目とほぼ当てはまります。

つまりお客様に便利なメニュー項目だけを載せるのではなく、売上にもつながるページや検索エンジンで目立たせたい(見込み客が探していると想定できる)ページはメニュー項目に載せておいたほうがよいという結論になります。

メニューに載せられるページ数は限られていますので、それらを総合して、何を載せるとよいかご検討ください。集客や売上につながるメニュー項目が選びやすくなったと思います。

まとめ

メニューはホームページの中でも非常に重要なパーツなので、できるだけ複数の方向から考えてご検討ください。

もし一人だけで事業をされている場合や、ホームページ担当者が一人で自分で決めないといけないというときは、ChatGPTなどAIツールをご活用されてみてください。複数の視点からの意見が集めやすく、一人で悩んでいるときに背中を押してくれる存在になります。

AIツールもかなり使いやすくなって参りましたので、うまく使ってご自身の作業効率アップや時短につなげてください。

ABOUT ME
Groow編集部
編集長 小林永嗣。 株式会社アイデアクリップ代表取締役。 2004年より、初心者の方でも簡単にホームページを作れるサービス「PAGEKit - ページキット」を運営。丁寧なサポートが評判で、累計25,000人以上が利用。
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