ホームページの作り方

ホームページの記事は長いほうが良いか短くても良いか

「ホームページのページ内に載せる適切な文章量はどれくらいか」
「ホームページで商品に付ける文章は長いより短いほうがわかりやすいのではないか」

この記事は、【ホームページに載せる文章量】について悩んでいる皆さまへ向けて書いています。

皆さま、こんにちは。

ホームページを作るために文章を書いていると、どれくらいの文章量が必要なのか気になってきますよね。文章を書くのは大変ですから、できれば「短いほうがいい」と言われたほうがいいのが本心です。

文章が短くても、その商品やサービスのことが表現できているのであれば十分だと思いますよね。それに、短い文章は見た目もカッコイイです。

けれど、人気メディアや通販サイトのページはどれも非常に文字量が多く、1ページが長い傾向にあります。「やっぱり長い(多い)ほうがいいのかも…」と揺れ動く気持ちがあるでしょう。

そこで今回は、ユーザーの行動分析とSEO対策の両側面から、効果的な文字数について解説します。

はじめに:サイバーエージェント木村賢さんの講演を元に構成

この記事の情報源となっているのは、2018年11月15日に大阪・梅田で開催された「GoogleDanceOsaka」というGoogleが交流を目的として実施したイベントでした。

その中のひとつのセッション(講演)が、サイバーエージェントの木村氏が担当した「検索者に好まれるウェブサイトとは」です。実際にホームページを一般ユーザーに見てもらい、どういう行動をするかを調べた結果を検証した内容のものでした。

文章について非常に重要な考察がありましたので、その内容を元に、この記事を構成させていただきます。ご講演くださった木村氏には感謝申し上げます。

ポイント1:文章量が多いと品質評価も高い

品質評価とは、Googleが公開している「検索品質評価ガイドライン」に対して行われます。Googleから評価されているサイト・ページは、この「検索品質評価ガイドライン」に即しているといえます。

そして、品質評価が高いサイト・ページの特徴を木村氏が分析したところ、品質が低いとされているサイト・ページに比べて文章量が多かったそうです(文章量だけでなく画像も含め、情報の総量が多いサイト・ページが高品質と評価されている傾向にあるとのこと)。

つまり、Googleから評価され、検索結果で上位に表示されているサイト・ページは文章量が多いということです。

SEO的な効果を求めるのであれば、文章量は多いほうがいい」といえます。

では、長い文章の中にどんな情報を含めるのがよいのか?というと、こちらもGoogleの「検索品質評価ガイドライン」の中に書かれています。

  • 内容:ユーザーが求めている情報(ニーズのあるもの)を出す
  • 簡便性:ユーザーが迅速に手間をかけずに目的を達成できる

不要なことは書かず、必要とされている情報を届けようという気持ちで文章を構成しなければいけません。

例えば、化粧品の通販ページであれば、商品の詳細や価格、使った人の感想などをユーザーが読んで買うかどうか決めるはずです。目的は化粧品を納得して購入するということですよね。ページ内にユーザーが買うことを決断できる内容が含まれているか?抜けなく商品情報を提供しているか?考えてみましょう。

そうすれば品質評価も上がり、検索結果の上位表示も実現するはずです。

ポイント2:ユーザーが日本人なら長い文章は有効

さて、ユーザーといっても日本人ばかりとは限りません。
欧米人は短くて簡潔な文章を好むとされていますので、前段の話と少しチグハグになってしまいます。長い文章も短く見えるようなデザイン性が必要かもしれません。

しかし、木村氏の行動分析によると、日本人は長い文章や多い情報量のほうが好きだという結果が出たそうです。好ましく思っている行動傾向が出ているとのこと。短い文章は次のアクションにつながっていないそうなので、長い文章のほうが目的達成の効果も高いようですね。

この記事を読んでくださっている方のほとんどが日本人で、ユーザーも日本人を対象としている人が大多数だと思います。

つまり、Googleからの評価を考えても、ユーザーである日本人の好みから考えても、長い文章を書いておくことは正義といえます。

ポイント3:品質の高い、長い文章とは

ここまで長い文章は有効という話を続けてきました。
では、物理的に同じ長さの文章がAとBの2つが並んでいた場合、どちらが品質が高いとされるのでしょうか。

その場合に見られる点はいくつかありますが、意識すべきはユニーク文字数です。

ユニーク文字数とは、いくつの単語が文章内に出てくるかということ。
例えば「化粧品の原材料の効果を一つずつ調査する」であれば、”化粧品・原材料・効果・一つずつ・調査”という単語に分けられます。この単語が何種類出てくるのか、そしてそのサイト・ページの内容に親和性の高い単語がどれくらい出てきているのかで文章の品質が決まります

同じ文字数の文章A、Bの評価は、このような部分で決まっていくのです。

まとめ

ホームページをつくる上で欠かせない文章(テキスト)は、苦手でもどうしても向き合って行かなければいけません。短くするよりは長いほうがいいということは確定していますので、なかなかまとまらない文章でもまずはたくさん書いていきましょう。

ユーザーが読みやすい文章になっているか、情報量が足りているかどうかは、第三者に読んでもらうとわかりやすいです。読んだ人が理解できずに何度も読み返した箇所や、「これ、どういうこと?」と質問してきた箇所を修正していくとよいでしょう。

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