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ホームページ用写真の撮り方<人物のよい表情をブレずに撮る編>

「インタビュー中の写真など、人物写真をもっと表情豊かに撮りたい」
「喋っている途中の写真はブレてしまったり表情が微妙になってしまったりして難しい」

皆さま、こんにちは。
人物撮影でいちばん難しいのは、表情豊かにブレずに撮ることです。思っている以上に表情は動いていて、特に話している最中を撮影するとブレることが多いですし、表情も微妙になりがち。けれどホームページや広報誌、求人サイト等のために人物写真を準備することって結構な頻度でありますよね。

そこで今回はプロカメラマンではない撮影素人でも、スマホやコンパクトカメラを使って人物を上手に撮る方法について解説します。すぐ実践できる方法なので、ぜひ最後まで読んでみてください。

人物撮影のコツ①:事前準備で必要な表情を決めておく

ホームページ、ブログ、広報誌といったさまざまなシチュエーションで人物撮影があると思いますが、すべてに共通する撮影のコツは、「撮影する表情をイメージしておく」ことです。

人物写真は表情がすべてです。
けれど、モデルさんや俳優さんでない人物を撮る場合は、カメラを向けると表情がかたくなってしまい、なかなか思っている自然な表情は撮れないことも。

数をたくさん撮ればなんとかと思いきや、ノープランではバチッと決まった写真を撮るのが大変なことも割とあります。プロでもインタビュー中の写真はたくさん枚数を撮って、その中から厳選します。素人であればなおさら難しいものです。

そこで、事前準備で段取りや必要な写真のイメージを固めておきます。

  • 喋っているタイミングで撮るのか、「はい撮ります」とカメラを向けるのか
  • どれくらい表情が笑っている写真がほしいのか
  • 真剣な表情はいるのか
  • 顔は下向きが良いか上向きがいいか
  • 正面を向いたプロフィールのような写真は必要か

顔の向きなどはデザイナーさんがいれば相談して決めましょう。
表情を決めるのは一緒に載せる文章などの内容次第です。

例えば社長インタビューであれば、リーダーの力強さを出すのか、包容力を出すのか…。
決めておかないと何パターンも撮ることになりますし、何より「何が撮れたらOKか」がわからず撮り進めることになり終わりが見えません。

自分の中で完成イメージがボンヤリしているときは、Googleの画像検索でシチュエーションの近いものを探してチェックしておきます。参考写真を頭に入れておくだけでもずいぶん違います。

▽Google画像検索
https://www.google.co.jp/imghp?hl=ja

人物撮影のコツ②:顔のブレは話す内容で調整する

人物撮影で表情の次に難しいのがブレ(ピントを合わせる)です。
どうしても自然な表情を撮ろうと思うと、何か作業をしていたりしゃべっていたりと被写体に動きがあったほうがいいのです。けれどそうなるとどうしてもブレが発生します。なんとなく輪郭がぼやけていたり、目がきちんと開いていなかったり。
素敵な人物写真を撮るには、実は”そのときの話す内容や雰囲気”が大きく影響します。
やはりインタビュー中は話す内容に集中していますし、カメラを改めて向けたときは恥ずかしい気持ちでかたくなってしまいます。これまでの撮影で思っているより表情が曇っていたり、明らかにつくった笑顔でご本人の良さが出ていなかったりしたことありませんか?

そのため、インタビューや作業中の写真がほしい時には、本編と別に撮影の時間を設け、「雑談形式」にして目の前の人と喋ってもらうとベストなのです。

被写体を相手する方は実際には写らないので誰でも構いません。その方を被写体の目の前におき、自然な表情がほしいときは「ちょっと最近の出来事を喋ってください〜」「最近おいしかったものについて話してもらえませんか」など。作業中の写真が欲しいのであれば「小学生に話すように作業の説明してください〜」など軽い口調でコミュニケーションを取ってもらえるようお願いします。

真剣な表情がほしいときは、「最近のプライベートな課題は何ですか」。
朗らかな表情がほしいときは、「この近くで好きなお店はありますか」。

なぜかシンプルな会話になると、力が抜けるからか自然な表情が出てきます。
リラックスしているので顔や体の動きも少なく、素人カメラマンでもブレずに撮ることができます!!

誰もいないときは、「このあたりに誰かいると思って」と視線を固定して、質問は撮影者(カメラマン)から投げかけます。どうしてもそのシチュエーションが不自然なので表情も自然になりづらく、できれば誰か人がいらっしゃるといいのですが…!

人物撮影のコツ③:自然な笑顔は雑談から

↑「人物撮影のコツ②」でも書いたのですが、やはり「笑顔でお願いします」といわれると大げさな表情になるものです。というのも、モデルさんの撮影を見ているとわかるのですが、プロが撮影に挑むときは少ししか顔を動かさないのです。本当に少しだけ口角を上げたり、目線を上げたり、顎を上げたり下げたり。それで表現ってできるものなのです。

でも一般の方はそのようなトレーニングをしていませんので、どうしても”大きく”表情をつくります。それが撮影をしている側から見ると「不自然+ブレ」につながります。

被写体に自然な表情をつくって、と注文することは難しいので、ナチュラルな雰囲気をつくるように撮影する側が心がけます。

誰しも雑談(天気や食事の話は誰にでも通用します)になると穏やかな顔になります。ぜひおいしいものや好きなものの話で盛り上げて、自然な笑顔を引き出してください!

人物撮影のコツ④:被写体の緊張をほぐすにはまず自分が笑う

撮影側には質問やお願い以外にも、緊張をほぐしていく役目もあります。
どうしてもかたくなったり震えてしまったり、モデルさん以外の人物を撮影するのは難しいものです。

そこでさきほどは雑談をしようというご提案をしましたが、もう一つ、撮影側の表情も気にする必要があります。

例えば業務中に社長の写真を撮る…場合でも、できるだけ雰囲気をほぐすほうがベターです。撮る側が緊張したり肩肘張ってしまっていると必要以上に強面に写ってしまったり、威圧感がでてしまったり。真剣な眼差しを撮るのであっても、外部の方々が見ることを考えれば、”ほどほど”がいちばん自然に見えます。

その”ほどほど”な表情をつくりやすいのが、撮影側の笑顔です。

笑顔と、それに合わせた柔和な口ぶりがその場をいつもより和ませてくれます。プロのカメラマンがモデルさんを褒めたり、子どもたちを盛り上げてから撮影をしたりするのと役割的には同じです。

こちらが真剣になりすぎるのもよくなく、できればまず笑って「撮影もお願いします〜」と明るく柔和に言ってみてください。雰囲気をほぐして良い表情を引き出せば撮るのは簡単です!

人物撮影のコツ⑤:明るさは自然光+手前に反射板

状況が整ったら、少しだけテクニックを使ってより良い写真を撮影する準備をします。
スマホやコンパクトカメラで撮影するときは、一眼レフより顔が暗く写りがちです。

  • 自然光が当たるようカーテンを開ける
  • 自然光が入るほうへ少し体を寄せて(向けて)もらう
  • 蛍光灯やライトしかなければ、その光の下へ移動してもらう
  • レフ板と呼ばれる反射板か、なければ白い画用紙などで人物の向かい側から光を当てる

もし被写体の人物が座っているなら、膝の上に白い紙を置いてもらうなどでも少し変わってきます。どうしても顔は影になりがちですが、暗いままだと余計にブレやすくなります。追加するライトなどがなく、部屋も暗い場合は、撮影のときだけ明るい部屋や屋外へ移動するなど場所を変えて対策してみてください。

まとめ

人物写真はいい表情+ブレがない写真を目指します。そのミッションを忘れずに、必要な準備や会話術を意識しながら撮影してみてください。よりよいホームページ写真やPR写真を撮影するために、ぜひご自身から笑顔を出したり声掛けをしたり、場を和ませられるような撮影をぜひ実践してください!!

ABOUT ME
Groow編集部
編集長 小林永嗣。 株式会社アイデアクリップ代表取締役。 2004年より、初心者の方でも簡単にホームページを作れるサービス「PAGEKit - ページキット」を運営。丁寧なサポートが評判で、累計25,000人以上が利用。
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