ホームページのコツ

ホームページ制作を知り合いに頼むのは絶対にやめよう

「パソコンに詳しい知人にホームページを作ってくれると言っている」
「制作会社は高いので、友人価格で作ってくれる人にお願いしようと思っている」

この記事は、【ホームページをプロの制作会社やデザイナーではなく知人や友人にお願いしようと思っている皆さまへ向けて書いています。

皆さま、こんにちは。

ホームページを作りたいけれど自分では難しそうだなと思ったとき、多くの方が知り合いや友だちに制作をお願いしようとします。実はホームページを作ること自体はそれほど難しくないため、ちょっとパソコンに詳しい人にシンプルな機能のホームページを頼んだ場合は簡単に仕上げてくれます。ただ、ここが大きな落とし穴です。

「プロに頼まなくても十分だった。安く済んだし」と思いがちですが、ホームページは見た目よりも、見せ方(印象)の方向性をきめたり、時代に合わせてページを修正したり増やしたりしていく運営が重要で費用のかかるものなのです。

そこまでそのお友だちはわかっていて、作ってくれると言っているのでしょうか。ホームページを動かしている間、運営に二人三脚でずっとお付き合いしてくれるのでしょうか。

今回の記事では、知人や友人にホームページ制作を頼まないほうがよい理由をお伝えします。トラブルやもめごとに発展しないように、ぜひ知り合いに頼もうと思っている人はご一読ください。

理由1:ホームページを作ることと、成果がでるホームページを作ることは違う

さて、一言でホームページを作るといっても、どんなホームページを作るかによってかかる時間も手間も全く異なります。初めてホームページを依頼するときには、ほとんどの方が「ホームページを作りたいと思っています」としか伝えないと思います。”どんな”と言われてもわからないからですよね。

ホームページを作れる人なら“どんな”ホームページを作ったらいいのかわかるだろう、わかってくれるだろうと思われているかもしれませんが、残念ながら、どんなに有名な制作会社でもそれはわかりません。双方向で相談しながら“どんな”ものがいいか考えなければ答えにたどり着かないのです。

これからホームページ制作を頼もうと思っている知り合いの人が、”どんな”ものを作ったらいいかたくさんの経験の中から相談にのってくれるのであれば問題ありません。

けれど、ちょっとパソコンができる、見た目だけ整えられるという程度の”ホームページが作れる人”なのであれば、その答えにたどりつくのは難しいでしょう。毎日ホームページを作ることばかり考えているプロでも、なかなか答えがわからないのに、片手間で作業をしてくれるという人がその答えにはたどりつけません。

ホームページを作る限りは、そこから問い合わせがあったり売上につながる縁が生まれたりと、成果が発生しなければいけません。知人や友人であっても人件費はかかるわけですから、利益が生まれないならその人件費が賄えないことになります。それでも作りたいというのであれば自分で作らなければいけません。知人友人にそれを頼むのであれば搾取していることになりますから、道理としてよくないですよね。

きちんと成果が出る、”どんな”ホームページがいいか一緒に考えてくれる人もしくは制作会社とともに作っていきましょう。

理由2:ホームページの更新、修正作業やランニングコストはどうする?

実はホームページは作った後も費用が継続的に発生するものです。
つまりランニングコストがかかります。

  • サーバー代
  • ドメイン代

この2つは家賃のようなもので、絶対にいくらかは必要です。

そのほかページの修正や追加などは作業代(人件費)がかかります。
「修正作業は出ない」と思われるかもしれませんが、数年するうちに会社の移転があったり取り扱い事業が変わったりしないと言い切れる人はいないですよね。制作したものはいずれ新しい情報に更新しなければならないときがやってきます。

家賃は制作依頼者が支払うとして、今作ってくれるといっている知人友人はずっと修正依頼に付き合ってくれそうですか?簡単な修正なら頼みやすいかもしれませんが、大規模にデータを修正しなければならなくなったときや急ぎのときも絶対対応してくれるといえますか?

制作会社やデザイン事務所がホームページ制作した場合は、これからの修正や更新、ランニングコストについての取り決めを必ず行います。もし作った人が退職等でいなくなっても、引き継いで他の人が責任をもって行ってくれます。

知人友人がホームページを作った場合、よく問題になるのがこの修正・更新の部分です。「早く更新してほしいのになかなかやってくれない」「連絡が取れなくなった」などの声をとてもよく聞きます。

もしプロではなく近くの人にホームページ制作を頼むのであれば、これからの修正・更新をどうするか、そのときにいくら支払うのかを取り決めるか、ご自身でできるように習っておくことをオススメします。

ただ、そういうよくわからないことを決めるのは非常に面倒ですよね。
ですので、毎日ホームページ制作をしているようなプロに頼むと、話が早い(向こうは慣れているから)です。

理由3:トラブルになったとき、ビジネスライクに解決できない

「よく知っている人だからトラブルになることなんてない」と最初はほとんどの方が思っています。

けれど「知り合いに頼んで作ってもらったホームページ」についてネガティブな相談をされることがとても多いので、「ほとんどトラブルになっているのでは」と思うほどです…。

プロに作ってもらったホームページでトラブルになったりもめたりしているのはあまり聞きません。「費用が高すぎて」というのはありますが、それは折り合いの問題であって、解決の糸口がないほどトラブルになっているのは、ほとんどが知り合いが作ったというものです。

なぜこれほどトラブルになりやすいのでしょうか。

それはやはり、作り手(知り合い)側にメリットが少ないからでしょう。
「良かれと思って安く作ってあげた」のに、思ったより大変で割に合わないなと感じてしまうからです。

納得いくホームページを作ろうと思うと、それなりの時間と手間はかかります。
それだけしんどいものなのです。そのしんどさを乗り越えて、知り合いの人があなたのホームページを作るメリットはありますか?

プロに頼めば、それはお金や交渉で解決できます。
「ビジネスライクな関係だ」と思われるでしょうか。しかしそれがいちばん楽で手間もかからず、トラブルも起こりづらいのです。”損して得を取っている”といえるでしょう。

まとめ

近くにいる「パソコンに詳しい人」に何となく頼んでもデメリットが多いことをわかっていただけたと思います。

ホームページを作るという手間も労力も発生するのですから、お互いが納得行く形でければうまく進みません。

納得のいく費用で、成果の出るホームページをつくるには誰に頼むのがいいか、再考してみてください。

ABOUT ME
Groow編集部
編集長 小林永嗣。 株式会社アイデアクリップ代表取締役。 2004年より、初心者の方でも簡単にホームページを作れるサービス「PAGEKit - ページキット」を運営。丁寧なサポートが評判で、累計25,000人以上が利用。
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