「TwitterとInstagramを運用しているが、運用方法はそれぞれ変えたほうがいいのか」
「Instagramのフォロワーは増えるがTwitterの反応は薄い。なぜなのか」
皆さま、こんにちは。
新型コロナウイルス感染症が拡大して驚異となって以降、ホームページやSNSを通して情報発信することの大切さを改めて感じておられる方々が多くなったと実感しています。やはり接触機会を持つのが難しい、いつもどおりの集客が見込めないなどがお店・企業の課題となり、それならば自分たちから情報発信をしようと考えておられる方々が多くいらっしゃるようですね。
情報発信は企業・お店の未来を変えます。
それは間違いない事実です。
その皆様の想いを支えるために、私たちもホームページ作成サービス「PAGEKit」の運営を続けています。プロに依頼する予算は厳しくても、最低限のサーバー代を捻出すればホームページを持つことはできます。また、SNSに至ってはスマートフォンやタブレットがあれば気軽に始められるので情報発信の第一歩としてオススメです。
この1年間で、SNSに真剣に向き合い、運用し始めたという企業・お店も多くなっていると感じます。記事の冒頭で書いたような質問もお受けするようになりました。
○SNSには特性があり、ユーザー層や使用目的はそれぞれ異なっている
ホームページの制作とは違い、SNSはちょっと気をつけないといけないことがあります。
ホームページは伝えたいこと/知ってもらいたいことを整理して読みやすくまとめることが大切ですが、SNSは少し違います。
SNSは”フォロー”や”いいね””リツイート”などの機能があり、相互でコミュニケーションをとることが前提となっています。これはずっと問い合わせの電話に答えているような状態で、非常に手間がかかります。
SNSと比べると、ホームページは作って置いておけば良いのである意味ラクな情報発信なのです。でもホームページを見てもらおうと思うとSNSも重要…。
そこで今回の記事では、「Instagramのフォロワーは増えるが、Twitterのフォロワーが増えない」という課題を解決する形で、SNS運用のコツについてまとめていきたいと思います。
SNS運用のコツ①SNSにはそれぞれ特性がある
「SNSはそれぞれ違う」
「SNSは使い分けないといけない」
何となく肌で感じておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際にTwitter、Instagram、Facebookの運用に関わっていると、それぞれに違いがあることが明確に感じられます。
冠婚葬祭SNSとも言われることがあるほど、「報告」や「お知らせ(告知)」として使う人が多いSNSです。「結婚しました」「転職しました」「イベントがあります」など。
投稿するときもそのような使い方に合わせていくとタイムラインで違和感なく読んでもらえます。
- 投稿数は少なくて良いので、節目の投稿(開業、周年)は定期的にしっかりと
- 投稿するときは長めに想いを込めた文章を書いたほうがいい
- 開業、新商品(新メニュー)などはいいねされやすい
情報を早く得たい、情報を共有(RT=リツイート)して楽しみたい、日記的に思ったことを反射的に投稿したい、そういった使い方が多いSNSです。企業・お店のTwitterは毎日定期的に同じような時間に安定した内容の投稿をすると認知が上がりやすいです。地震など災害時はSNSの中でも情報にスピード感と安定性のあるTwitterを使う人が多いという特徴もあります。
- 「誰かに教えたい」「お得」と思ってもらえるような投稿をするとバズる
- 「本日の日替わりランチ」「これから営業開始」のような投稿が受け入れられやすい
- スピード感のある”お知らせ事項”を投稿するとシェアされやすい
Instagramは若い女性が使っている…ようなイメージがありますが、男性も使っており、年代も年配層まで幅広く利用されています。文章よりも写真が目立つ仕様で、写真としての美しさが求められます。「ストーリー」機能はTwitterに近い、スピーディーな情報発信に使われています。
- 美しい、わかりやすい写真が人気
- 投稿だけを見る、ストーリーだけを見るユーザーもいる
- ハッシュタグで投稿を探すためハッシュタグを付けることが前提
簡単に3つずつ特徴を挙げただけでも、その違いは明確にあることがわかっていただけると思います。これだけ違うSNSなので、やはり運用する側としては特性に合わせた投稿をするのがベストです。
SNS運用のコツ②SNSをフォローしてもらうために
それぞれのSNSでフォローしてくれるユーザーが異なるのも、そのSNSで見たい情報を流しているかどうかによるからです。「お得」「便利」な情報を定期的に流していると、RTで横に情報が広がりやすいTwitterを使っていると、ユーザーが自然にRTするのでそのアカウントの存在が広まり、フォロワーが増えます。
ただ、そうはいっても、それぞれ運用を変えるのはなかなか根気と手間のいる作業です。
運用しているSNSでフォロワーが伸びない課題を抱えておられるのであれば、まずは以下のようなどのSNSでも確実にフォローが増える施策を実施しましょう。
■フォロワーを贔屓するキャンペーンをSNS上で行う
→フォロー割引、フォロワーのみのプレゼント
■プレゼントキャンペーンをSNS上で行う
→フォローしてくれた方の中からプレゼント
これまでに様々な施策を見てきましたが、やはりまずは、「フォローするとお得になる」ことがいちばん効果があります。
ユーザーに「なぜこのアカウントをフォローしたのか」とアンケートを取っても、キャンペーン、クーポン、プレゼントがきっかけであることが多いです。
フォローすると豪華な賞品が当たるキャンペーンをやっているからです。(40代、大阪府)
お得な情報などがよく更新されたり、フォロワー割引があるのでフォローしています。(30代、広島県)
お得なクーポンを配布しているような店ならフォローしたいです。(30代、岡山県)
以前に取ったアンケートでもこのようなコメントが多かったです。
やはりすぐに効果を出す、フォローを増やすにはこのような施策をぜひ行ってみてください。
SNS運用のコツ③投稿内容を考えるヒント
「何を投稿しようか」と頭の中で考えると大変です。まずは、”どのお店がライバルなのか”考えて、いくつかのアカウントを見つけ出してみましょう。ライバルのアカウントは、ハッシュタグ検索すると見つかりやすいです。
地域の人気店やフォロー数の多い企業アカウントなど、いくつか見つかったらまずはそれらのアカウントの投稿を模倣してみてください。
業種や規模感がご自身のところと近しいほうがよいです。
なぜかというと、地域密着型のお店が大企業が投稿するような内容を真似ても伸びづらい可能性があるからです。お店の規模、売っているもの、従業員数などがあまりかけ離れていないアカウントを探し、その投稿を研究してみましょう。
投稿内容さえ決まってしまえばルーティーンになりますので、そこから先はアルバイトスタッフに任せることも可能です。
それぞれの業界で人気のアカウントは多くのメディアで記事になっています。
そのような記事を参考に、いろいろなアカウントの投稿へアプローチするのもよいと思います。
<参考>
インスタグラムの企業アカウント17業界961件を分析! 人気なInstagramに学ぶ活用の傾向
https://webtan.impress.co.jp/e/2019/02/08/31695
SNSを使い分けて運用しているアカウント事例4つ
○ユニクロ
Twitterではキャンペーン、セール情報のほか、「〜〜しませんか?」など投げかけの言葉も多いです。Instagramでは新商品の紹介など、写真をメインに投稿しています。
https://twitter.com/UNIQLO_JP
https://www.instagram.com/uniqlo_jp/?hl=ja
○雑誌「レタスクラブ」
Twitterでは自社メディアへのリンクを貼ることが中心で、Instagramではレシピ記事を投稿しています。
https://twitter.com/lettuce__club
https://www.instagram.com/lettuce_official/?hl=ja
○朝日新聞
Twitterはネット配信した記事へのリンク。Instagramは記者さんそれぞれが写真と文章を投稿しています。
https://twitter.com/asahi
https://www.instagram.com/asahi_shimbun/?hl=ja
○中川政七商店
Twitterはイベント告知や各店舗からのお知らせと自社メディアへのリンク。Instagramは季節感を意識したコラムのような文章と商品紹介を投稿しています。
https://twitter.com/nakagawamasa7
https://www.instagram.com/nakagawamasa7/?hl=ja
それぞれに比べて見ていると、フォロワーの多さも各SNSで違いますし、内容も異なっているのがすごくよくわかります。投稿できる文字数がTwitterでは140文字と限られているので、「ホームページへのリンクしか貼らない」割り切ったと思われる運用も多いですね。
まとめ
「なぜTwitterでは人気の投稿がInstagramでは全く伸びないのか」など、SNSを運用しているとそれぞれの違いの壁に当たるときがあります。その理由を今回の記事では詳しくご紹介しました。特性があるため、ユーザーが求めていることもそれぞれのSNSで違う、ということが言えます。
ただ、大企業、超有名ブランドでもTwitterとInstagramで全く同じ内容を投稿しているアカウントもあります。できる範囲内で運用の見直しや工夫を行ってみてください。
どうしてもホームページ作りが難しいという場合はページキットにおまかせください。
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