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WEBサービスや社名を考えるときに役立つチェックリスト

「新しく立ち上げるサービス名を決めたい」
「起業する社名や店名がなかなか決めきれない」

皆さま、こんにちは。
新規事業のネーミングはとても大事な項目であるがゆえに、なかなか踏ん切りがつかず決めきれないというお話しをよく聞きます。ホームページをつくるにしても、まずは企業名なり、サービス名なりが確定していないとドメインも決められないため先に進められないですよね。

ネーミングのコツは、結論から申し上げると、「NGポイントを踏んでいないか」をまずチェックしていくことです。どれだけストーリー性があるネーミングが思いついたとしても、いろいろな条件を見ていくと「NG」なこともあります。

今回の記事では、ネーミングのために役立つチェックポイントを5つご紹介します。NGポイントを確認しながら、消去法で決めると割とすっきりと名前が決められることが多いからです。

○ネーミングが全く思いつかない場合はどうすればよい?

チェックする前に、全くいい名前が思い浮かばない。そんなときは、第三者の手を借りるのもオススメです。最近は「こういうサービスの名前を考えてほしい」とクラウドソーシングサービスに投げて、コンペ形式で募集するスタイルも多くなっています。たくさんのアイデアが集まってきますし、なぜこの名前がいいと思ったか理由も合わせて応募されるため、そのままクライアントや上司に提案できます。

しかし、集めれば集めるほど決めるのも大変…でもあります。公募など集める形にするにしても、今回の記事に載っているアイデア、チェックリストを参考にポイントをおさえているか確認しながら決めていってください。

ご自身のビジネスにぴったりのよりよい名前が決まることを願っています。

ネーミングチェックポイント①検索したときに同じ名前がない

最大のチェックポイントは、検索エンジンでの検索したときの結果がどうなっているかどうかです。令和時代の企業名やサービス名は、検索エンジンで検索されたときに”どう表示されるか”が最重要ポイントです。

  • 競合他社だけでなく、同名のサービスがないか(お客様を迷わせないため)
  • 検索したときに1位を取れそうか
  • 商標登録などされている名前でないか

あとから「同じ名前のサービスがあるのでお客様が間違ってホームページを開いてしまう」などの悩みが出てくると大変です。決める前に事前チェックしましょう。

「この名前がいいな」と思ったら、まずは検索エンジンチェックを。
飲食店など地域密着型のビジネスであれば、「地域名+名前」で他に出てこなければOKです。検索エンジンが検索している人がいる位置情報を考慮して検索結果を表示してくれるからです。例えば、九州と北海道に同じ名前の居酒屋さんがあっても、その検索している人がいる位置を考慮して近いほうが表示されます。

ネーミングチェックポイント②濁点より半濁音を入れるとヒットしやすい

ネーミングにも”ヒットの法則”があります。
半濁音・破裂音と呼ばれる、「パピプペポ」を入れたネーミングだとヒットしやすいといわれます。

  • ペンパイナッポーアッポーペン
  • プッチンプリン
  • ポッキー
  • パインアメ
  • かっぱえびせん
  • クッピーラムネ

もちろん半濁音が入っていない名前でヒットしているものもたくさんありますが、確率としてヒットしやすいといわれているので、できれば入れた名前に決めたほうがいいと思います。

子どももいいやすい、明るいポジティブなイメージに聞こえやすいなど理由はいろいろとあるようです。

もう少し詳しくネーミングの法則について知りたい方は、事例がたくさん載っている書籍のチェックもオススメです。

最新のネーミング強化書
知っているようで知らない「ネーミング」の謎

ネーミングチェックポイント③あいうえお順が早い名前が良い

あいうえお順=五十音順が早い名前はメリットがいっぱいです。
名簿やリストで、五十音順に並べて表示させる場面が多いので、少しでも”あ”に近いと順番が早く回ってくるので人の目に触れやすくなります。

(参考:https://www.embex-edu.com/theme47.html

“わ”などあいうえお順で後ろの方だから損とはっきりいえるわけではないですが、表になったときに先に順番が回ってくるほうが認知度は高まると考えられます。

ネーミングチェックポイント④外国人が聞いてもおかしくないか?

日本語以外の名前をつける場合もあると思いますが、確定する前に、外国人(その言葉が母語のネイティブの方々)が目にしたときに変な表現でないかチェックが必要です。

とても有名なエピソードとして、”ハートフル”があります。
“ハートフル”はよくキャッチコピーに使われる言葉ですが、一般的な英語表現ではありません。heartfulと書いていても、意味が伝わらないどころか、誤解されることもあるといいます(正確には、heartwarming)。

英語を組み合わせた造語を作ったつもりでも、それが全く違う意味合いで受け取られる言葉だったとしたら、将来的にイメージを落とすことになりかねません。

ターゲットが日本人だけであるとはいっても、日本人でも外国語を勉強している人はたくさんいます。あまりにおかしい言葉だった場合、「信用できない」と思われることもあるでしょう。できればその表現がおかしくないか、ネイティブにチェックしてもらうか、少し検索してみて大きく意味が違っていないか確認するのがベストです。

ネーミングチェックポイント⑤ジェンダーなどの表現配慮されているか?

令和になり、ニュースでも大きく問題点が取り上げられるようになったジェンダーに関する表現ですが、サービスや企業イメージに深く関わってきます。

例えば家族を表現する言葉で以下のようなものは避けなければなりません。

  • がんばるママ(パパもがんばっている)
  • 外で働くパパ(ママも外で働く)
  • 家を守る女性(家は家族みんなで守るもの)
  • 家事を手伝う(家事は家族みんなが分担してするもの)

サービス名でも「○○ママ」「○○パパ」や「シュフ(主夫の意味も入っていればOK)○○」など、性を中心としたネーミングはたくさんありますが、これから新しく付けるのであれば避けるほうがベターでしょう。

○どのような表現なら大丈夫か?

これは今メディアでも大きく議論されているところですので、まだまだ「何が正解か」はわかりません。けれど、性を区別すること、多様な価値観が配慮されていない表現には気をつけていきたいです。

すでに行政やメディアが勉強会を開いたり、大学で研究が進んでいたりしていますので、インターネットで検索するといろいろな表現方法や配慮すべき事柄が見つかります。いくつか参考に読んでみると発見がたくさんあると思いますので、目を通してからネーミングの最終チェックをしていただけるとよいと思います。

まとめ

SNSの社会になり、一般の方々も情報発信をするようになりました。印象に残る、わかりやすいネーミングであると発信されやすくなり、メリットがたくさんあります。

ネーミングのためにマーケティング調査まで大掛かりにするのは難しいかもしれませんが、いくつかの候補に絞った段階で何人か社内以外の方々の協力でイメージチェックなどをしてみるのもいいかも知れません。決めてしまってから改名は大変ですので、ホームページや独自ドメインを取る前に、しっかりと名前について検討してみてください。

ABOUT ME
Groow編集部
編集長 小林永嗣。 株式会社アイデアクリップ代表取締役。 2004年より、初心者の方でも簡単にホームページを作れるサービス「PAGEKit - ページキット」を運営。丁寧なサポートが評判で、累計25,000人以上が利用。
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