「設計事務所や工務店のホームページがおしゃれになっているので作り直したい」
「クチコミだけでなくホームページからも新規のお客さまを開拓したい」
皆さま、こんにちは。
個人向けの住宅をつくる建築設計事務所や工務店さんもホームページやSNSを活用する時代になりました。ただ、これまでは折込チラシやフリーペーパーへの広告で集客していたというところも多く、WEBはこれから力を入れるという相談も多くお受けします。
それにともない、冒頭のようなお声をいただくようになりました。
実際に全国の建築設計事務所のホームページを見ていると、かっこいいデザインでつくられ、美しい施工例の写真がたくさん載っています。
設計や建築もデザインですから、設計士や建築士のみなさんが美しいデザインを追求されるのもわかります。けれど、ホームページはデザインが美しければ集客が成功するものではありません。
そこで今回は、実際に建築設計事務所で働いていた方や施主として建築設計事務所を選んだ経験がある方々にうかがったお話を元に、ホームページの中身として何を書いておけばいいか?重要な点を5つピックアップしてご紹介します。
○知名度で選ぶ人は少なくなってきている
今は住宅雑誌もたくさん発行されていますし、InstagramなどSNSでも住宅情報が数え切れないほど手にに入ります。理想のイメージを決めるための情報収集には雑誌・SNSを使い、また別の視点で依頼する建築設計事務所やハウスメーカーを選んでいます。
情報過多ともいえる状況なので、大手住宅メーカーを「聞いたことがあるから」と選んだり、「知人や親戚の紹介だから」と検討せず決めたりすることは少なくなっています。つまり、どの建築設計事務所も、情報発信をしっかりしていれば見つけてもらうチャンスがあります。
ホームページにしっかり文章を入れて、訪問者さまへ正しく情報が伝わるようにしていきましょう!
建築設計事務所HPのコツ①設計ポリシー、こだわり
まずは、ここだけはゆずれない、この提案だけは必ずしているというこだわりのポイントをしっかり伝えるようにします。ホームページのトップページのキャッチコピー欄に書いておきたい内容です。
注文住宅だから「お施主さまのつくりたいものを自由に」と考えられるかもしれませんが、依頼する側は「この人はどんな設計をするのか」興味がありますし、できれば同じこだわりを持った方にお願いしたいと思っています。また、そうやって選ばなければ、数多い建築設計事務所の中からどこにするか選びきれないというのが本音です。
「どんな住宅でも建てられます」と打ち出して決めてもらおうとすると、金額が安いかどうかがポイントになります。金額で比較して決めるお施主さまが集まってしまいます。
ホームページを見てくださった方に「この建築設計事務所がいいかも」と問い合わせていただくためには、どんなところにこだわりを持って建てているかをはっきり明記するほうが単価が上がる可能性が高いです。詳細な打ち合わせに進んだ後は、お施主さまと相談になるので、実際はそのこだわりが通らない可能性もありますが、まずは打ち出しておくことがベストです。
◯特に「間取り」についてのこだわりを詳しく
多くの方が設計段階でいちばん気にされているのが「間取り」です。家事動線を重視したり、余白を使って遊び心のある家にしたり、もしくは出来る限り居住空間を広くする工夫だったり。
住宅関係の書籍でも間取りに関する本はとても多く出版されていて、住宅購入希望者の興味の高さが反映されています。
もちろん間取りに関するこだわりよりも強いポリシーが他にある場合、無理に間取りに言及する必要はないと思います。一般的に興味関心が高いのが「間取り」ですので、ホームページに書いておくと見つけて読んでもらえる可能性が上がる、とお考えいただければと思います。
建築設計事務所HPのコツ②拠点とする地域
次に重要なのが、拠点地域の明記です。
地元密着の建築設計事務所がよいなと思われている方の場合、「地名(市町村名)+建築設計事務所」等で検索されます。
これはどんな業種であっても、実店舗を構えていらっしゃる場合は非常に大切なポイントです。できればホームページのタイトルや冒頭部分に入れ、見つけてもらいやすく記載するのがオススメです。
参考:https://nakaishigenobu.p-kit.com/
「地元密着の建築設計事務所にお願いしたい」
「地元で信頼を築いている設計士さんがいるところがいい」
1つの地域で営業していること、実績を重ねていることは何よりの信頼になります。特にあまり土地勘がなく、紹介してくださる方も周りにいない移住者の方などは、地名を頼りにホームページを検索しています。都道府県名や事務所のある市町村名以外にも、近隣の市町村名やこれまで実績のある市町村名も書いておくと見つけてもらいやすくなります。
建築設計事務所HPのコツ③一問一答
ホームページに載せる文章を書いていくのはなかなか難しいですよね。
オススメは一問一答形式です。普段お話されている会話のように書いていくと、かたくなりすぎずわかりやすい文章になります。
- よくいただく相談例とその答え(提案内容)
- 問い合わせの多い項目
- 一般的に気になさる人が多い項目
これらの項目に答える形で文章をつくると、かなり書きやすいと思います。
普段みなさまがお打ち合わせの中で話されていることが答えですので、そのまま文章にして書いてみてください。
参考:https://www.myhome-construction.com/order-house/faq/
一般的には資金計画や、土地探し、相談から成約・完成までの流れなどを気になさる方が多いです。土地について、完成までのスケジュール、ローンについてなどのご説明を書いておくことをオススメします。
また、建築設計事務所にどのタイミングで問い合わせを送ったらいいのかわからないという方も。電話して「家を建てたい」と直接伝えていいのかどうかもわからない、何か準備がいるのか?など、気になることはたくさんあるようです。「なんでもお気軽にお問い合わせください」と一言添えておくのが大切といえます。
やはり住宅は人生でいちばん高いお買い物です。ほとんどの方が住宅をオーダーするのは初めての経験ですから、気になってしまうこと、わからないことがが多いのですよね。
日々お客さまとのご相談の中でお話されているように誠意を持って書いておけば、「この方なら」と信頼していただけるはずです。
建築設計事務所HPのコツ④代表者の経歴
建築設計事務所のトップである方がどのようなものをつくってこられたのか、どういうプロフィールの方なのかというのも注文する方からするとチェックしたいポイントといわれています。
やはり住宅づくりの方向性は、トップの方の経歴がかなり影響します。独立前はどのような
ところにいらっしゃったのかであるとか、何年くらい実績を積まれているのかなど。
会社であれば代表者のご経歴+会社の沿革ですね。
それぞれに違い、特徴がお有りだと思いますので、「ここがうちは特徴的」という部分をしっかり経歴でもアピールされるようが差別化につながります。
建築設計事務所HPのコツ⑤施工例
インターネットで建築設計事務所やハウスメーカーを探すようになったので、これまでの実績(施工例)を写真で見たい、という方が多くなっています。
賃貸物件でもオンラインでは写真のコンテンツがかなり充実し始めているので、住宅を建てるとなれば、これまでの実績をしっかり写真で確認したいというお客さまの気持ちも理解できますよね。
◯物件写真を撮るプロに依頼する
施工例の写真を変えると問い合わせが増えるともいわれています。
できれば住んでいるイメージが伝わるようインテリアや雑貨も入れて撮影するのがベストです。ただお施主さまの都合もあり、実際に住みだしてから撮影させてもらうのはなかなかハードルが高いです。
そのため、そのようなコーディネートもしてくださる業者やカメラマンに依頼するのも1つの方法です。写真を撮ったあと、ソファーなどを合成して加工し、イメージ写真として仕上げることもできます。
オンラインでの集客に力を入れていくのであれば、このように写真をしっかり準備するのは大きなPR方法です。コストや手間がかかりますが、賃貸ポータルサイトでは写真によって成約率がかなり違うといわれていますので、実践の価値はあると思います。
まとめ
新型コロナウイルスの影響もあり、Iターン、Uターンの移住者が各地で増えています。知り合いのいない土地に引っ越す方々にとっては、住宅を建てるのもインターネット頼みです。土地をインターネットで見つけたという経験談もよく耳にするようになりました。
そのほか、紹介を受けても「まずはインターネットで検索」という方も増えています。しっかりとホームページに必要な情報、お客さまが探されている情報を載せておくことが信頼につながります。本業の合間で大変な作業ではありますが、ぜひ皆様のより効果のある集客のためにホームページ内容の充実をご検討ください。
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