ホームページのコツ

ゲストハウスのホームページに必要なコンテンツ5つ

「ゲストハウスをオープンするが、ホームページを作るべきなのか」
「ゲストハウスの予約は宿泊予約サイトで取っているが、公式ホームページも必要か」

この記事は、
【ゲストハウスのホームページ開設について】悩んでいる皆さまへ向けて
書いています。

皆さま、こんにちは。

日本でもゲストハウスが根付いてきたようで、年々その数は増えてきていますね。
ゲストハウスの個性的な雰囲気や気軽に泊まれる価格が、若者や外国人観光客を中心にとても人気となっているのを私も肌で感じます。

宿泊施設は2020年の東京オリンピックに向けて右肩上がりの増加を続けていて、今後もっと宿泊施設同士の競争も激しくなってくるでしょう。

ほとんどのゲストハウスは予約をインターネットで受け付けていると思います。その予約フォームを大手宿泊予約サービスなどに頼っていると、公式ホームページは必要ないのでは?と質問を受けることもあります。

もしくは、ホームページを作らず、FacebookページやInstagramアカウントで代用ができないかという相談も多くあります。

しかし、ゲストハウスは世界中からお客さまが集まってくる場所です。そしてチェーン展開の多いビジネスホテルと違い、個性やその特徴で集客するタイプの業態です。

宿泊予約サイトやSNSは投稿できる情報に制限があり、思っている以上に表現の幅は狭くなります。また、宿泊予約サイトから公式ホームページへのリンクがないことで信頼度も下がります。

ホームページに制作費をたくさんかける必要はありませんが、つくっておくほうが将来的にも良い影響を与えてくれるでしょう。

これからゲストハウスのホームページをつくると仮定して、必要なコンテンツ5点をご紹介します。

はじめに:英語化は必要?

ゲストハウスと看板を掲げれば、多国籍な宿泊客が予想されます。
日本人の利用者も増えてきていますが、ただ安い宿を探しているだけという人も多く、どれだけよい設備のゲストハウスだったとしても、まだまだビジネスホテルには勝てません。

基本的には多言語化をするべきと考えておきましょう。
もちろん最近は翻訳機能が発達していますので、宿泊希望者側で翻訳して読んでくれることもあるでしょう。しかし、正しく翻訳されているかどうかは不明です。

英語、中国語、韓国語など、そのエリアによく来る国の言葉である程度掲載しておくのがマナーだと考えます。

施設内の表示も日本語以外の掲示がありますよね。
それと同じように、ホームページもいくつかの言語で表現しておくようにしましょう。

コンテンツ1:雰囲気を伝える写真をトップページに

ゲストハウスのいちばんの決め手となるのは、その施設の持つ雰囲気や個性です。
コミュニケーションが取りやすそうか、宿泊客が楽しめるイベントや空間があるか、施設内のデザインはどのような方向性か…。

というのも、ビジネスホテルやシティホテルは同じような価格帯であればそれほどデザインが大きく変わることはありませんが、ゲストハウスは同じ宿泊価格でも施設が変われば雰囲気がガラッと変わります。

畳の部屋の場合もありますし、ビジネスホテルに近いイメージでつくられているところもあります。この2つだけを比較しても正反対ですよね。

雰囲気やイメージを言葉にするのは大変なので、「この写真こそ、このゲストハウスらしい」と思うものを数枚用意して、トップページに掲載しましょう。

画像には文章と比べ物にならないほどの情報量があります。
ゲスト候補の皆さんは、その写真から自然と感じ取ってくれるはずです。

コンテンツ2:室内の写真は水回りまで細かく掲載

多くのゲストハウスのホームページを見て回ったところ、室内のきれいな写真は載せていても、水回りや廊下の写真がないところが多くありました。

ゲストハウスは水回りが共有ですので、多くのゲスト候補が気にする点です。
シャワールームといっても大きさはそれぞれ。きれいなのかどうかも気になりますよね。

キッチン付きと書かれていても、写真が掲載されていないことも。
どれくらいの調理ができるのか、長期滞在者には大きな施設選びのポイントになります。

設備があるだけでなく写真もしっかり載せて、伝えるようにしましょう。

ホームページを見ても情報がなく、わざわざ電話しないと実際のところがわからないとなれば、別の施設を予約されても仕方がありません。

コンテン3:提供設備やアメニティのリスト

こちらも施設選びの際に重要なポイントとなるところです。
ビジネスホテル等と違いゲストハウスは共有のものが多くなりますので、できれば事細かに書いて上げましょう。

特に、以下については大きく掲示しましょう。

  • Wi-Fi設備
  • 洗濯機、乾燥機
  • シャワールーム、浴室内のアメニティ
  • キッチン設備(調味料や冷蔵庫の有無)
  • 空調や暖房について
  • レンタサイクルの有無
  • 駐車場の有無

近年の旅行と切り離せなくなったWi-Fiや、水回りはもちろん、できれば気候の説明と合わせて空調や暖房設備がどのようなものかお知らせすると親切でしょう。

旅行中は体調管理がとても気になります。
寒かったり暑かったり、自分と温度が合わないとゆっくり寝られず、せっかくの旅が台無しです。特に旅慣れている人ほど気にします。

そして、そこまできちんと書いておけば、「親切な宿」として選んでもらいやすくなるでしょう。

コンテンツ4:近隣観光地までの移動手段と時間

ゲストハウスはその立地が駅から離れていたり、観光地までの移動が複雑だったりする場合も多くあるでしょう。

その立地がデメリットとならないために、近くの人気観光スポットやショップ、公共交通機関の乗り場などまでの地図や移動手段、時間について詳細に書いておきましょう。道のりの写真も大まかに掲載しておくとよいですね。

そのエリアにある観光スポット1つひとつについて書いていくと、それだけでかなりのページ数になると思います。それもインターネット上で集客するには必要なことですので、大変かもしれませんが掲載をオススメします。

その地図や説明がわかりやすければ、少し不便な場所にあるゲストハウスであっても、宿泊客は選んできてくれます。

コンテンツ5:マニアックな観光、まち歩き情報

これはどれくらいその地域に精通したオーナーなのかどうかを伝えるためのコンテンツです。土地に密着して商売をされている方であれば、「ここは見てほしい」「この場所はこの見どころをおさえてほしい」などこだわりもあるかと思います。

それらをスタッフブログなどで伝えることで、安心して泊まることができる宿だと認識してもらえます。

もしその宿に泊まらなかった場合も、記憶に残してもらうことで、次の旅行のときに宿として選んでもらえるかもしれません。

山頂にある宿が、毎日その山の様子の写真や天候についての考察をアップするように、難しいことを書く必要はありませんので、できることから始めていきましょう。

まとめ

5つのうち、特に最後の2つは予約サイトなどには書けない情報です。
それらを書いておくことで信頼性や集客に直接効いてくると思っています。

時間がかかる作業ではありますが、表現に制限のない公式ホームページをつくるのであれば、ぜひ載せていただきたいと思います。

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