「ホームページを作りはじめたが、どこまでできたら公開していいのかわからない」
「まだ完璧にできていないのでホームページを見せたくない」
皆さま、こんにちは。
ホームページを制作会社に頼んでも、自分でつくっていてもぶつかるのが、公開のタイミングです。一体どれくらい内容ができていたらオープンしていいのか、完全にできていないものを見せたくないがサーバー費用等が発生するのでどうしたらいいのか…など、実は多くの方々が悩んでいらっしゃるようです。
確かに、ホームページは必ずこの日に必要というのがほぼありませんから、コツコツと地道作っているけれど、誰かに見せるとなるとプレッシャーもあって公開せずにそのまま置いているということもあるようです。
実は、わたしもホームページ制作を請け負っていたとある案件で、制作開始から公開までにかかった期間が3年というものがありました。デザインなどは3カ月ほどで仕上がっていたのですが、サービス紹介等をもっと練り込んだ文章にしたいというクライアントの強い要望で、公開を先延ばしにしていました。
もちろん制作がスタートしたタイミングからクライアントには費用が発生しています。ドメインを取得していましたし、サーバー代もかかっていました。それでも、納得行くものができてから公開したいという強い想いがおありだったので、わたしは待つことも仕事のうちと考えて、納得できるタイミングまで待つことにしました。
けれど実際は、なかなかクライアントご自身の中で納得できるタイミングというのはやってこず、経営コンサルタントの「費用がかかっているものを使わないのはもったいない」という後押しが何度かあって、公開する段取りとなりました。
やはり目安がなければ、自分ではなかなかホームページの公開のタイミングが決めきれないのだと実感しました。そこで、この記事ではいくつかの公開するタイミングとなる指標をご紹介します。わたしも費用がかかっているものを営業に利用しないのはもったいないと思っていますので、できる限り早めの公開がオススメです。
はじめに:公開までの技術的な段取り
ホームページ公開までの技術的な段取りは以下のとおりです。
- ホームページ作成サービスを使うか、WordPressなどで自分で作るか決める
- サーバーを決めて契約する
- (必要であれば)ドメインを取得する
- デザイン、写真素材、文章を入れて見た目を整える
すごくシンプルではありますが、このような流れです。
ホームページ作成の本が1冊あれば流れはかなり目に見えてきますので、機械的にこなしていける方も多いと思います。
ただ、中身はどこまでできていたら完成かわからないので、難しいですよね。
次項より、ホームページを3つのスタイルに分けて、それぞれの公開のタイミングを書いていきます。参考にしていただければ幸いです。
タイミング①:企業・店舗ならこの4つが揃ったとき
一般的な企業や飲食店・美容院・整骨院などの店舗の場合、この場合は以下のコンテンツがそろえば公開しましょう。
- 事業・サービス内容
- 営業時間、定休日
- 地図
- お問い合わせフォームかお問い合わせ電話番号の表示
ホームページを確認する人のほとんどが、これらを知りたいと思っています。
この企業、このお店はどんなものを売っているのか、所在地はどこなのか、そして質問する先が知りたくてホームページに訪問してきます。そのため、とりあえずこの4つさえあればホームページとして成り立っており、機能としては十分なのです。
逆に言えば、この4つさえそろっていれば、顧客に対して失礼となることはありませんし、クレームになることもないでしょう。安心して誰にでも見てもらえます。
新規開業時も、この4つが定まったらホームページを公開しましょう。
まだ何をメインとして販売するか決まっていない状態であるとか、営業時間や休日、電話番号が定まらないうちからホームページを公開してしまうと見てしまった訪問者が混乱することがあります。「せっかくホームページを見にいったのに、何も載っていなかった!」というクレームになることも。
一旦公開すれば、あとは決まり次第、少しずつ追加していけばよいです。
ブログ等も、書く余裕が生まれてきたら、少しずつ始めていきましょう。
タイミング②:フリーランス・個人事業ならプロフィールと連絡先が決まったとき
フリーランスの人や個人事業のホームページなら、企業や店舗より少ない内容の状態でも公開したほうがいいと思います。具体的に言うと、プロフィールと問い合わせ先となるメール等の連絡先さえ載せればOK。とりあえず公開しましょう。
フリーランスや個人事業でネット集客を考える場合、1分でも早くホームページを公開するのが得策です。
というのも、新しくつくったホームページが検索エンジンに掲載されるまでは、約1週間〜数週間かかります。一旦公開してから内容を整える時間は十分にあるので、少ない内容で公開して不安になればそこから直していったり追加していったりすればよいと思います。
前項の企業や店舗は公開に際して準備すべき項目が4つあったのに対して、フリーや個人なら2つと少ないのは、「知りたいことが載っていない」というクレームが発生するよりも、1日も早く公開してニーズや仕事を掴みにいくほうがメリットが大きいと考えるからです。
また、フリーや個人の方々が事務所や教室の住所を公開しない、そして地図を載せないことはよくありますし、営業時間や休日をはっきりと設けないこも結構あります。そういったこともあって、訪問者は営業時間や地図の記載がなくてもそれほど不安になりませんので、まずはご自身のプロフィール(どんなことをやってきたのか、何が専門なのか)を載せて、PRをスタートさせましょう。
タイミング③:ネットショップならショッピングカートが動いたとき
ネットショップの公開のタイミングは、ショッピングカートが動いて注文を受け付けられるようになった時期です。
ホームページ全体ができているのに、ショッピングカート待ちになることは結構あるのですが、ここで焦って公開するのはよくありません。やはりネット通販の基本は「見てすぐ買ってもらう」ことです。とりあえず商品を見て、それをブックマークして、後日購入という流れはほぼありません。
そのため、公開して見られる状態で、商品説明も入っているのに買えないというのは消費者にとってすごくフラストレーションがたまります。いい印象を持ってもらえない上に、売上も出ないので、公開するメリットがありません。
また、できればクレジットカードの申請待ちの段階などでの公開もできれば避けたほうがいいでしょう。ほとんどのネットショップはクレジットカード決済ですので、消費者は「カードが使えないなら面倒なので買わない」ことも。初回のタイミングでそれがあると、それからもずっと「ここはカードが使えない」と思い込まれてしまい、二度と買ってもらえなくなります。将来的にはカード決済が導入されますといわれても、消費者はなかなか待てませんので、間違った印象を与えないために、中途半端なタイミングでの公開はやめたほうがいいでしょう。
まとめ
Googleにインデックス(掲載)される設定に切り替え、知り合いや既存のお客様にURLをお知らせしたら公開完了です。ホームページは更新することが大切といわれますが、まずは公開してスタートラインに立つことが重要ですよね。
「これで公開していいのか」と不安に思うこともあるかと思いますが、ここに上げた項目さえクリアしていれば、大きな問題はありません。デザインもあとから変えていけばいいと思います。1日でも早く、公開できる状態になることを願っています。
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