「地域の方々に信頼されるホームページをつくりたい」
「できれば広告費をかけずホームページから集客したい」
皆さま、こんにちは。
法律事務所も最近は競争が激しく、クチコミや紹介だけではなかなか難しい時代となってきました。ホームページは新規顧客を獲得するための重要ツールといわれています。
そこで今回は、弁護士の先生に向けてホームページのコツ(必要なコンテンツ)を発信したいと思います。独立・開業される先生や、以前につくったホームページのリニューアルを考えておられるならぜひ読んでいただきたい内容です。
基本編ともいえる部分なので、特定の分野で集客を強化したり、”過払い金請求”などのライバルが多いキーワードで検索エンジン上位表示をしたりしたい先生は、また別途発展編のコンテンツをアップしますので、そちらも合わせて御覧ください。
では、「法律事務所、弁護士先生のホームページに必要な基本コンテンツ」について順番に解説して参ります。
はじめに:難解なことばはできるだけ平易に
法律事務所や弁護士先生のホームページは、どうしても難解なことばが多くなり、訪問者が理解しづらくなってしまいがちです。もちろん専門用語など、それ以外に表現できないことばもたくさんあります。
できれば平易な言い回し・言い換えを工夫なさってください。
そして、専門用語以外はできるだけひらがなを多くするなどし、「漢字がズラズラ並ばない」ようにするのも一つの方法です。
例えば、「する事」や「した時」の”事”や”時”をひらがなにするだけでも読みやすさが出ます。
ホームページ制作の段階においては、できれば「原稿」も制作してもらえる会社に依頼し、法律事務所や弁護士先生の原稿をつくり慣れているライターを別途手配して書いてもらうととスムーズです。
相談しようと思う人は高齢者から若い人まで、さまざまな人がいらっしゃいます。漢字ばかりのホームページは”報酬が高そう””自分なんて取り合ってもらえないかも”となり、心理的ハードルを上げてしまうかもしれません。困っている人がせっかく希望を持ってたどり着いたホームページであるのに、そのまま帰してしまうのは忍びないですよね。読みやすさの工夫で事務所イメージも左右されますので、気をつけて損はないと思います。
コンテンツ①:経歴
まずは法律事務所に所属する先生方の経歴です。
お一人でも複数でも、一人ひとり丁寧に書くのがベターです。
ここでも心理的ハードルを下げるために、できれば近影の写真を掲載しましょう。どうしても写真には年代感が出てしまいますし、実際に会ったときに大きく印象が違うと信頼にも関わります。
<プロフィール項目例>
- 出身大学
- 弁護士登録の時期
- 所属の会や委員会活動
- 参加団体
- ★趣味
- ★信条、弁護士活動への意欲
- ★どうして弁護士を目指そうと思ったか
一般的な項目に加え、心理的ハードルを下げてもらうために★項目を追加して書くことをオススメします。やはり人はその人のモットーや原点について触れると、とても親近感がわきます。
また、信条や意欲について書かれていることが依頼者の期待と”合わない”となれば、そもそも相談をしても考え方の違いからマッチしませんので、お互いに不要なコンタクトを取らないほうがメリットは大きいと考えます。
コンテンツ②:取扱業務(実績含む)、担当裁判例
プロフィールを書いたら、次は取扱業務やこれまでの担当裁判例を書いて実績を伝えていきます。
弁護士といっても担当する業務は幅広く、皆さんある程度は分野にわかれて活動されていることでしょう。
- 取扱業務
- 取り扱った経験のある業種
- 担当した事案で判決・決定に至ったものの紹介
依頼者の相談内容もさまざまですので、これまでの業務について詳しく書いておくことで、自然なマッチングがはかれます。
また、こちらでも心理的ハードルの話になるのですが、そのホームページが本当の弁護士さんのものかどうか相談する側も不安に思っています。そのため、できるだけ具体的に書くことで、安心感が高まります。
自分が悩んでいる事柄について、取扱の経験が書かれているとホッと一安心して、「先生が以前に手がけた〜〜に似ている話なんですが…」と相談のきっかけがつかめます。
コンテンツ③:相談料、弁護士費用
最近は相談無料の法律事務所も増えてきました。
それでも、「本当に無料かな…」と不安に思う人も多くいます。
できればホームページの全ページに「相談無料」と書いたり、弁護士費用ページへのリンクを貼ったりするとわかりやすくてよいと思います。
いまは弁護士費用について書かれたホームページがたくさん存在します。ほとんどの相談者はそれらのページを見て、だいたいの金額を予想しているでしょう。また、着手金の取扱(後払い可能か?など)や、報酬金のパーセンテージなど、できるだけ具体的に書いたほうがいいかもしれません。
というのも、弁護士費用の工面が不安でなかなか相談できないという人もいます。弁護士費用の負担感によって解決されるべき問題が解決されないということもあります。
もちろんもともとの設定から減らす必要はありませんが、まず明示しておくことが大切だと思います。
コンテンツ④:Q&A
地域の活動やプライベートで「弁護士だ」ということがわかると、「こんなことで困っている」「こんなときはどうすれば」と質問攻めにされることも多いかと思います。
身近に質問できる先生がいない人は、インターネットでそのような質問の答えを探し求め、いろいろなページを閲覧しています。すべてに答えるのは大変かもしれませんが、取扱が多い業務について書いておくと、ホームページへの訪問ユーザー数が増えたり相談につながったりとメリットもあります。また、何度も質問されて困る内容についてもQ&Aで書いておくと、不要な問い合わせメールを減らせます。
ホームページにQ&Aコンテンツが多いと、訪問者は何度かページ閲覧にやってきます。単純接触回数が増えることから、先生を身近に感じ、相談へとつながる可能性も高くなります。もちろん住んでいるエリアが遠いなど、実際の相談は難しい場合もありますが、信頼をおかれることは間違いないでしょう。
繰り返して訪問してくれるユーザーがいることは、検索エンジン(Googleなど)から評価も上がります。多くの人にホームページを見てもられるきっかけにもなりますので、業務に支障がない範囲で定期的にコツコツと増やしていくのがベストです。
コンテンツ⑤:地域のことについて
法律事務所、弁護士相談を探すとき、基本的には居住地の近くで探します。
士業の先生のほとんどは地域密着型の仕事であると思うので、ホームページにもしっかりと地域のことについて記載するのが望ましいです。
「◯◯県◯◯市 A法律事務所」とホームページのタイトルに入れるのはもちろん、地域での活動についてホームページ内に書いておくと親近感もわきますし、何より地域から信頼されているのだということを伝えられます。
- セミナー
- 講演
- 地域活動
- 地域の皆さまへのメッセージ
セミナーや講演のお知らせや報告は地域で活動していることがわかりやすくてよいですね。また、そのほかにも事務所のあるエリアでボランティア活動や組織活動があれば、参加報告がてら書いておくのもよいでしょう。
最近では地域の皆さまへ向けたメッセージを書く先生も多くいらっしゃいます。この地域のために何ができるか、どういう思いで弁護士活動をしているかといったことを、改めて書いておくのもいいかもしれませんね。
このようなコンテンツを追加することで、そのホームページが特定地域に関連が深いということが検索エンジンにも伝わります。
ユーザーは「大阪 法律事務所」「長崎市 弁護士」等、地域名を入れて検索することがほとんどです。そのため、その地域名は重要なキーワードとなりますので、たくさんの地域に向けたコンテンツをつくっておくほうが見つけてもらいやすくなります。非常にオススメですので、ぜひ実践してください。
まとめ
法律事務所、弁護士先生のホームページのポイントは経歴や取扱業務を伝えることと、依頼・相談者の”心理的ハードルを下げる”ことであると思います。
基本のコンテンツ5つを書いておいていただければ、困っている人がそのホームページにたどり着けけるようになり、多くの人が助かると思います。
どうしてもホームページ作りが難しいという場合はページキットにおまかせください。
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