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グルメサイト離れしたユーザーを情報発信で集客する方法

「食べログなどのグルメサイトから利用者が離れていると聞いたが何が原因か」
「これまでグルメサイトの広告に頼っていたので次の集客はどうしたらよいか」

皆さま、こんにちは。
グルメサイトからユーザーが離れ始めているとの統計が出始めました。

▽グルメサイトの点数、「信頼していない」が26%
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2001/06/news048.html

とはいえ、「まったく利用・閲覧しなくなった」は全体の3%にとどまっていて、まだまだ利用しているユーザーは一定数いらっしゃいます。今後、急激にグルメサイト経由でお店に来る人が減るということはなさそうです。

ただ、グルメサイトからユーザーが離れ始めているのは事実で、これから少しずつ目減りしていく可能性は否定できません。そこで最近の飲食店探しの傾向について利用しているユーザーが増えているサービスやお店探しスタイルを踏まえて、費用がかからない情報発信で解決する方法もありますので、ぜひご参考になさってください。

はじめに:グルメサイトから飲食店も撤退し始めている

これまでに大手グルメサイトに広告を出すお手伝いをしたこともあるのですが、この1年ほどの間で広告出稿や掲載を止めるというお店が増えてきました。集客数が、毎月数万円という広告費のコストに見合わなくなってきていると聞いています。

利用ユーザー数やそれぞれのユーザーの利用頻度が減っても、基本的に月々で契約している広告料は一定です。そのため、ユーザー減となれば、広告効果も減少。ほかにも広告はいろいろありますから、他の広告に動き始めたという形です。

食べログなど基本的には掲載を店舗側から止められないサービスもありますが、広告はそれぞれに用意されていて、多くの飲食店が利用しています。広告を利用していると検索したときに上位になるなど、ユーザーに見つけてもらいやすい仕組みになっています。

そのような集客で随分と助けられたお店もありましたが、今は少しずつ形を変えて集客の方法を模索しなければならない時期になりました。

このサイトで発信している記事も、そのような広告や集客をどうするかという岐路で何か参考になっていれば嬉しく思います。

では、ここからは情報発信でできる4つの集客方法をまとめてご紹介します。

飲食店の集客①:地図アプリに情報を載せる

地図アプリにも店舗情報やクチコミが投稿できるようになりました。土地勘がないところでは地図アプリでまとめて見られるのはものすごく便利です。そのため、利用ユーザー数が急増中

地図アプリの中でいちばん利用ユーザー数が多いのはGoogleMAPです。そのGoogleMAPへの登録方法は過去記事「GoogleMAPなどを活用してホームページを宣伝する方法」に載せていますのでここでは割愛しますが、グルメサイトから離れたユーザーがGoogleMAPに集まっているというリサーチ結果もありますので、ぜひやっておきたい情報発信です。

例えばYahoo!地図では、お店・施設の登録は、Yahoo!ロコというYahoo!オリジナルの店舗情報サービスと連携していますので、Yahoo!ロコに登録することで地図上にもお店の情報が載ります。

しっかり地図サービスに情報が提供されるよう、無料で登録できる範囲だけでも構いませんので、営業時間やホームページのURLなどを登録していきましょう。

飲食店の集客②:インフルエンサーに情報を送る

グルメサイトの起こりというのは、それぞれ自分自身では収集できないほどの情報量がインターネット上に出てきてしまったから。それらを一元化し、見やすくするためにつくられ、それを喜ぶニーズもあったことからここまで発展してきました。

グルメサイトを見なくなった人が今後は各自で情報収集してお店を見つけていくかというとそうはならず、何かいい情報がまとめられているところはないかと考えるものです。そのときに頼られるのが、インフルエンサーです。地域のグルメ情報に精通している人を探しに行っているのです。

それぞれが支持するインフルエンサーは、Twitter、Instagram、ブログなどを検索しながら見つけていってます。ブログはどれくらい支持されているか分かりづらいですが、TwitterやInstagramはフォロワー数が出るため、支持率がわかります。たくさんの支持を得られていて日々情報発信をされている方々に、お店の情報を送ったり、お店のアカウントからフォローしたり、コンタクトを取れないか模索してみましょう

インフルエンサーも情報を探しているので、タイミングがあればお店に来てくれて、気に入ってくれば情報発信してくれるはずです。

インフルエンサーは人気のハッシュタグに投稿している中から、いいねが多い人を探していくと見つかります。1万フォロワーでも十分な影響力がありますので、お店のある地域の情報を発信している人を探して(最終的にはお店に来てもらうことが目的のため)、フォローから始めて、投稿にいいねをしたり、DMで情報を送ったりしてみましょう。

飲食店の集客③:ホームページで接客するように細かな情報を充実させる

過去記事の「飲食店を救うダウンロードコンテンツの作り方」にも書きましたが、やはり新規集客で強いのは検索エンジンからの集客です。お店探しで困っている人にどんな情報を渡せばいいのか考え、できることを一つひとつやっていきます。

これはお店に来たお客様への対応と気持ちの上では同じです。
駐車場の場所をわかりやすく掲示したり、お店の前にメニューを掲げたり、お店の雰囲気をつくり上げたりするのと同じことです。接客する気持ちで、実際にお店へ問い合わせの多い情報を載せたり、お客様がお店選びに役立ちそうな情報を載せたりして、ホームページの充実を図ってみてください。必ず結果は出てきます。

飲食店の集客④:SNSでは本当は隠しておきたいことをつぶやく

SNSでの情報発信も定番となりましたが、「では、どんな情報が効果的か?」と改めて考えると難しい…という方もいらっしゃると思います。

まず定番の発信内容は以下の通りです。

  • 定期的な挨拶(今日も開店しました、売り切れましたので閉店します等)
  • 日替わりや週替りメニューの紹介(今日のランチです、今週のメニュー表です等)
  • 提供メニューを順番に紹介(当店のカフェラテです、人気の玉子サンドです等)
  • スタッフの紹介やあいさつ(スタッフのAです、看板娘のBよりお知らせです等)
  • セールや臨時定休日などのお知らせ

これらは間違っておらず、その飲食店のフォロワーさんたちは待っている情報です。お気に入りのお店の日替わりメニューが事前にわかればうれしいですし、臨時定休日があるなら知っておきたいですよね。

つまり、これらの情報は常連さんやファンが待っている情報で、新規集客には直接的にはあまり効果を発揮しません。見る方に関心がなければそれを見ても何も思わない情報なのです。

では、まだお店に来店したことがない方に響く発信内容は…というと、そのお店が本当は隠しておきたいことや、これまでにまだ発表していないような「実は…」情報です。

発注ミスによって在庫を抱えたお店がSNSで情報発信してたくさんの人を集めたというニュースを見ることもしばしばです。普段来ていない方も、それなら行ってみようと思ったからいつも以上の集客ができたのです。

https://rocketnews24.com/2017/11/13/981031/

もちろん誤発注はわざわざするものではないので、受け手が同じような気持ちになるような情報発信をします。

「今日はまだランチが◯◯食残っていますので、夕方まで提供できそうです。ぜひお越しください!」
「本日は◯◯食のお弁当の注文をいただきました。これまででいちばん多い注文数となりました。感謝いたします」

など、飲食店であまり出数をはっきり言うことは少ないと思うのですが、こういった情報を少しずつ挟むこともリツイート数が増えるなどの効果があり、これまでにお店のSNSを見ていなかった層に届きやすくなります。

「今日の天候は雨。だからでしょうか、お店もゆったりとした空気が流れています。つまりお客様も少なめです。。ゆっくり過ごしていただけます」
「今夜は予約が少なめのため2名様でも個室へご案内致します」

など、ただお店の雰囲気を伝えるだけでなく、”本音が見え隠れする発言”はファン以外の関心を引きます。

https://twitter.com/books_plug/status/1236533691733569537

普段公開していない情報を出すのは少し勇気が必要かもしれませんが、確実にいいねやコメントが増えますので、新規客を増やしたいタイミングで楽しめる範囲で時々発信してみてください。

まとめ

グルメサイト離れはこれからも進み、もしかしたらそれに変わるサービスが出てくるかもしれません。情報発信はその時々の状況に合わせて行かなければならないのでお店の運営をしながらでは大変かもしれませんが、新しい集客方法として確立されていますので、広告だと思ってぜひ継続してください。

経営者様が苦手であれば、スタッフに1時間長く働いていただき、その1時間で発信したりコメントへの返信をしたりというSNS業務を行ってもらうのもよいでしょう。グルメサイトへの月々の広告費が3万円だとしたら、毎日時給1000円を払えることになります。1日1時間SNSへ向かえば、ずいぶんと変化があるはずです。

今グルメサイトに広告を出しているお店様も、そうやって別のところに投資をし始め集客の入り口を変えていけば、急激な客数減から逃れられるかもしれません。ぜひいろいろな方法を探ってみてください。

ABOUT ME
Groow編集部
編集長 小林永嗣。 株式会社アイデアクリップ代表取締役。 2004年より、初心者の方でも簡単にホームページを作れるサービス「PAGEKit - ページキット」を運営。丁寧なサポートが評判で、累計25,000人以上が利用。
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