2018年11月17日(土) 、名古屋・久屋大通駅近くのKIYA LIBRARY&SEMINAR ROOM(木屋セミナールーム)にて開催された、「売れるサイトのための最新SEO徹底解説」〜「知りたい」ではなく「買いたい」検索意図を狙うSEOの最新動向〜 に出席してきました。
講師は、Webマーケティングコンサルタントの住太陽(すみ もとはる)さん。
住さんの詳しいプロフィールについては、サイトをご参照ください。
https://www.searchengineoptimization.jp/
長時間にわたるセミナーでしたが、これから企業サイトがどのような方向性に努力をしていけば良いのか、様々なヒントをもらうことができました。
いくつか印象的だった内容をブログに書いてみます。
ネットでよくあるノウハウはメディアサイト向けなので気をつける
今回のセミナーは、EC事業者を主な対象としたものだったのですが、住さんがコンサルティングをする中で、少しずれた方向でサイト運営の努力をしている会社が多いとの事でした。
具体的には、メディアサイト=広告収入を得るためのサイトの手法を参考にして、PV(ページビュー)を増やすための努力をしてしまっている、とのことです。
コーポレート・ECサイトは、メディアサイトとは全くビジネスモデルが違うのに、メディアサイト向けのノウハウがネットに溢れすぎているため、それに引きずられて対応を間違っている可能性があります。
メディアサイトはPVを増やすと売上につながります。そのためには、調べ物をしている人へのノウハウ記事を書くという方法が主流になりますが、この内容だと、アクセス数が上がっても、購入や申込にはつながりにくいのです。
企業サイトやECサイトであれば、アクセス数を増やすよりも、広告流入とLP(ランディングページ)の最適化によって、ニーズの高い顧客を確実に獲得するほうが優先順位が高いというのは、とても納得できるお話でした。
スマホシフト
インターネット検索において、PCよりもスマホを使う人が多くなっている、というのは誰でも認識していることだと思います。
スマホの見え方が重要だということで「モバイルファースト」という言葉がありましたが、最近では、より進んだ「スマホシフト」という表現があるようです。
スマホがより重要というよりは、スマホしか使わない人が多い、という事ですね。
スマホの利用シーンを考えると、屋外の日差しが強くて画面が見えにくかったり、ネットの回線が遅かったり、電車の乗り換えなどで急いでいたり、内容に集中することが困難です。
そういった状況を考えると、デザインで大切になってくるのは、ユーザーがコンテンツに集中できるサイトにすること。離脱を防いで、ゴールへと確実にナビゲートすることになります。
売るために必要なもの・ユーザーの意図を満たすコンテンツとは
インターネットを利用するユーザーが、どんな時に検索をしているのか。その行動に対して、どんなコンテンツを提供すればよいのでしょうか?
ユーザーの検索行動は4パターンに分けられ、最適な対応策も異なります。
Doクエリ
やってみたいという検索意図。手軽で簡単な方法、コツや注意点、必要な道具や材料。画像や動画をたくさん使うと有利。
Goクエリ
特定の(現実の)場所に行きたいという検索意図。検索結果のMapに地図が表示されるように、ローカルSEO、Googleマイビジネス、サイテーション(口コミ)を増やすことが大事。
Knowクエリ
知りたいという検索意図。意味、定義、しくみ、歴史、事実、概念を的確に説明する。
Buyクエリ
買いたいという検索意図。実際にたくさんの人が買っていて、よい評判が発生している。とにかく買ってもらう事が第一歩。広告を利用、LPの最適化、口コミを発生させる。
まとめ:リアルでの評価がWebの評価につながる時代になったと感じた
コーポレートサイトやECでは、最後の「Buyクエリ」を強く意識することが大切になるのだと思いました。
具体的には、何らかのテクニックを使って売ろうとするのではなく、実際によい商品・サービスを提供して、買ってもらい、満足してもらう。
当たり前な事なのかもしれませんが、とても大事なことだと思います。
SEOというと、何か小手先のテクニック的なことに注目が集まりがちな気がします。しかし、GoogleのアルゴリズムやAIの進化によって、本当にお客様に喜ばれるビジネスをしていれば、ネット上でもきちんと評価される時代になってきているのではないでしょうか。
もはやSEOとは、Webだけの問題じゃなくなっている。サイトをよくすることだけでは、検索上位を取れなくなってきていると改めて気付かされた勉強会でした。
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