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温泉・銭湯のホームページに必要なコンテンツを話題の書籍「銭湯図解」から探る

「銭湯ってどんなところだろう」
「旅先ではローカルな温泉施設に行きたい」

皆さま、こんにちは。
お風呂が各家庭に普及したのは昭和40年代。それから平成も過ぎて令和となり、”自宅以外でお風呂に入ることが特別”と感じる人がほとんどとなりました。

旅行先やちょっとしたお出かけ先で、お風呂を探す人が本当に多くなっています。
もうレジャーの1ジャンルになっているのですね。

そして、先日発売になった塩谷歩波さんの著作「銭湯図解」が局地的にブームに。情熱大陸などのテレビ番組で取り上げられるだけでなく、銭湯を巡るツアーや、銭湯・温泉に関するトークショーもおしゃれなカルチャースポットでたくさん開催されています。

地元の常連さん以外のお客様を取り込むチャンスであると感じます。

さて、このような入浴施設のホームページですが、スーパー銭湯や日帰り入浴施設以外では、あまりホームページをつくっている施設がないようです。

そこで、今回は温泉・銭湯などの入浴施設のホームページをつくるときに、どんなコンテンツがあるとよいのか、「銭湯図解」に掲載されている情報を元に、紐解きます。

はじめに:書籍「銭湯図解」は銭湯のガイド本

書籍「銭湯図解」は、2019年2月21日に中央公論新社より発売された、銭湯のガイド本です。イラストエッセイ集というカテゴリですが、各地の銭湯について詳しく載っているので一見客として銭湯にいくときに手元にあると便利な一冊です。

著者でイラストレーターの塩谷歩波が銭湯マニアなことから、とても有益な情報をコンパクトにまとめてくださっています。読んでみるとコンテンツとしての質が非常に高く、テレビやWEBメディアでも大きく取り上げられている理由がわかりました。

マニアの目利きで厳選された情報が載っている「銭湯図解」を参考にすれば、温泉・銭湯等入浴施設のホームページに載せておくコンテンツがわかると思い、わたしも何度も読み返しました。

この記事では、「銭湯図解」に書かれていて、かつホームページにもあると助かる!というコンテンツ(情報)について5つピックアップします。ホームページづくりの参考になれば幸いです。

掲載コンテンツ①:料金、営業時間

まずは基本情報をわかりやすく、目立つように載せます。
これは温泉だから、銭湯だからというわけでなく、立ち寄り型の店舗の場合は全てで共通する内容ですね。

  • 料金
  • 営業時間
  • 定休日
  • 住所
  • 問い合わせ電話番号

特に銭湯の料金は地域によって指定があって定まっているため、あまり情報として大きく扱われませんが、地域差がありますし、値上げもあります。いろいろなエリアからお客様が来ると仮定すると、明示しておくと親切ですね。

掲載コンテンツ②:アメニティ

温泉、銭湯のアメニティといえば、有料と無料のものがあると思います。
浴室に置いてあるシャンプーや石鹸は無料アメニティ(アメニティという表現よりは備え付け品のほうが一般的かもしれません)、フロントで販売しているシャワーキャップやかみそりは有料アメニティですね。

アメニティもそれぞれに個性があり、こだわりがあると思います。
けっこう施設によって異なると思いますので、「無料でこのようなものがあります」「有料となりますがこのようなものを販売しています」と明記されていると、訪問する前の準備が楽になります。

女性としては、

  • ドライヤー
  • クレンジング

など洗面まわりに何があるのか(有料でも)知りたいなと思います。

「銭湯図解」では細かなリストアップはありませんが、特徴的なものはピックアップされています。待合室で売られている牛乳や生ビールなども描写なども!読んでいるとついつい行きたくなります。

掲載コンテンツ③:お風呂、サウナの説明

お風呂マニアの間では、かなり注目されているのが温度です。

  • 浴槽の温度
  • 水風呂の温度
  • サウナの温度

それに加えて、温泉であれば泉質。また、電気風呂、露天風呂、ジェットバスの有無など。
休憩用のベンチやハンモックなど、常備されている設備についても書かれていると、すごく臨場感があって行きたくなります。

「水風呂は季節によって異なります。春は19度です」
「日替り湯があり、ゆず、よもぎ、薬草などの種類があります。ブログで本日のお湯について紹介しています」

などの記載があると、とても楽しみで、訪れるまでのワクワクが増える気がします。
外からはなかなかわからない、ハード面の説明は細かくすればするほど、行きたくなります。

掲載コンテンツ④:外観写真、建物説明

温泉や銭湯は、建物のつくりも千差万別。
これを楽しみに行く人も多いです。

レトロな建物であれば、歴史について。
新しく建てられた、もしくはリニューアルされたものであれば、昔の建物の写真なども合わせてページで紹介しておくと、味を感じられます。

建物がまちなかや住宅街、路地にある場合は一見客は見つけづらいので、どんな建物か写真でわかるとありがたいはずです。

また、最近では銭湯絵師の仕事に非常に注目が集まっています。
もし壁に壁画があれば、その画の説明や写真なども”見たい”ニーズがあると思います。

掲載コンテンツ⑤:最寄り駅からの詳しいアクセス

前項とも少し重複しますが、温泉や銭湯は駅前にあることは少なく、まちなかや住宅街、そして自然豊かな場所にあることが多いでしょう。

ナビでもたどり着くのが難しい、迷ってしまうかもしれないので、詳しいアクセスがあると安心して向かうことができます。特に一見客は最寄り駅から徒歩で向かうことが多いので、「徒歩30分かかるけど…」という場所にある施設でも歩いて行く人も多いです。

実際には地元で歩く人はいないくらい遠い距離でも、駅からの道のりについて詳しく書いてくだされば、観光客にとってはありがたいはずです。

まとめ

東京オリンピックに向けて(この記事を書いているのは2019年です)、日本もレトロなもの、歴史や文化、そして手軽な国内レジャーの掘り起こしへのニーズが高まっていると感じます。

この「銭湯図解」や、「銭湯絵師」への注目も、もしかしたらそのような面と相まっているのかもしれません。仮にそうだったとしても、注目されている今がチャンス!ホームページでの情報発信は”一度行ってみたいな”と思っている客にとってはありがたいことですので、ぜひ実践してみてください。

ABOUT ME
Groow編集部
編集長 小林永嗣。 株式会社アイデアクリップ代表取締役。 2004年より、初心者の方でも簡単にホームページを作れるサービス「PAGEKit - ページキット」を運営。丁寧なサポートが評判で、累計25,000人以上が利用。
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