「これから開業に向けてホームページをつくるが効果的なコンテンツを知りたい」
「医院のホームページは制約が多く、何を書いたらいいかわからない」
皆さま、こんにちは。
医院開業に向けての準備の中で、広報の要というべきものがホームページです。しかし、非常に制約が多くなり、書けることは限られています。
その中で、病院を探している患者さんが知りたい、受診へのハードルが下がる情報について記事内で解説しています。ホームページづくりの参考にしてください。
医院のコンテンツ①:院長先生のご経歴、資格
まずは院長先生のこれまでのご経歴を、できるだけ詳しく記載します。
卒業大学から、これまでに務めてきた病院等を書いていくと、それだけで先生のこれまでの歩みがわかります。やはりまちのクリニックは、ドクターと患者さんが密に関わりますので、どんな先生なんだろう?と皆さん興味津々です。
お勤めの病院歴のほか、これまでに取得した資格もぜひアピールください。
最近は患者さんもネットで検索されるので、とても詳しくなってきています。学会に参加されていることや、勉強会に行かれていること、講演情報なども、安心感につながりますので、書いておかれるとよいです。
さらに、学会で休診になることもあるかと思いますので、そのときには患者さんにも納得してもらいやすくなります。
そのほか、先生の趣味や出身地なども、親しみを持たれるポイントです。どんな趣味でもいいので、プロフィールとしていくつか挙げておくと人となりが伝わってよいと思います。
医院のコンテンツ②:詳細な場所(住所+α)
最近はGoogleMapを活用して地図を掲載する医院が多いですが、お年寄りがご自身で調べられていることも考えられます。
- 住所
- 交差点名や目印となるランドマーク的な建物
- 各方面から撮影した建物写真
- 最寄りのバス停、駅名
- 駐車場の数と写真
病院はアクセスのしやすさで選ぶという方も多くいらっしゃいます。
また、電話での場所の問い合わせを減らす効果もあります。出来る限り詳細に医院の位置の説明を心がけてください。
特に分かりづらい場所は必須です。
駅ビルやショッピングモール内の医院では、どのエレベーターが近いか、どの駐車場スペースに止めるのがよいかなどもお知らせしておくと好印象ですし、初診のハードルが下がります。
医院のコンテンツ③:治療コンセプト
ほとんどの医院で院長先生からのメッセージが掲載されていると思います。もちろんメッセージも大切ですが、「当院の治療方針」「治療で大切にしていること」「治療で守っていること」など、コンセプトとなる文章も掲載すると患者さんが選びやすくなります。
先生それぞれにこだわりがあると思います。
それをぜひ患者さんにお伝えください。ホームページ以外では院内に掲示するのもよい方法だと思います。皆さんに先生が大切にしていることを継続的に伝えることで”選ばれる院”になるはずです。
できるだけ平易な言葉で、そして診療に関わるコンセプトを掲げてください。
- (歯科の場合)予防歯科に力を入れます
- (歯科の場合)麻酔の痛みをやわらげる工夫をします
- 検査結果はすべてコピーをお渡しします
- 最新治療より、基礎治療を重視します
先生の専門とする治療を大きく掲げてもよいでしょう。
あまり専門を押し出すと「多くの皆さんに来てもらえないのでは」と思われる方も多いのですが、やはり先生それぞれにこれまで培ってきたものがあるはずです。それを伝えることで、少々遠方からも先生を慕って患者さんが来てくれるかもしれません。出来る限り具体的に書かれるほうがよいと思います。
医院のコンテンツ④:予約の仕方、現在の予約状況
これから初診で受診するか迷う患者さんがいちばん気になるのは予約です。
電話予約が必要か
→記載例:予約が詰まってお待たせするかもしれませんので初診の受診前にはお電話ください/当院は予約制ではありませんので、受付で「初診」とお声がけください
予約システム(インターネット等を利用する)があるか
→記載例:アプリ◯◯から予約できます
混雑具合はどうか
→記載例:月曜午前はおおむね混み合います。
少しでも情報があると安心します。
もちろん混雑具合等は一概にいえないかもしれません。ただあまりに混雑してお待たせする時間が長くなる場合は「月末は混み合う傾向です」など少しでもいいので情報があると満足度が上がると思います。
医院のコンテンツ⑤:はじめての方へのフォロー
体に違和感や不調があるのに、ホームページで病院を調べるばかりでなかなか受診しない人もいます。その方々のためにも、「はじめての方」へ向けてのメッセージや受診の仕方を解説したページがあると喜ばれます。
- 予約の取り方
- 持ち物
- 受診をうながすメッセージ
初診の場合は、受診を決心させることがいちばんの目的です。
地域住民の健康を守るためにも、ぜひ「受診することの大切さ」等も説いてくださればと思います。
まとめ:地域住民・患者が何を知りたいか?ヒアリングも行ってみましょう
ここまで、医院のホームページにありそうで、あまりない情報をピックアップしてきました。上記に挙げた5つをすべて掲載している医院は本当に少ないです。けれど、どれも初診のハードルを下げるために効果的です。ぜひ実践(制作会社への指示も含めて)してみてください。
地域によって患者さんが気になる方もそれぞれだと思います。地域性を確認するには、その地域の近くの方々にヒアリングするのがいちばん効果的です。
医院開業時に内覧会を行う先生も多いので、そこでアンケートやヒアリングを実施してみてはどうでしょうか。看護師さんや職員さんにお願いしておき、「受診前に知りたい情報」「医院を選ぶポイント」等を直接聞いてみると今後の情報発信に役立ちます。
思いがけない言葉が出るかもしれません。
もし医院で直接ヒアリングするタイミングがなければ、一般の調査会社を使ってインターネット経由のアンケートを実施することもできます。それほど費用がかかるものでもないので、オススメです。
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