「クリニックの情報発信のためホームページを持ちたい」
「医師として自分の気持ちを書ける場所がほしい」
皆さま、こんにちは。
開業医の皆様も自前のホームページを持たれることが主流となりました。
ホームページ制作は2パターンあり、プロの制作会社にお任せするか、ご自身でサービス契約をして自分で中身をつくっていくかです。多くの開業医の先生はプロの制作会社さんにお任せしているのが現状ですが、ホームページ作成サービスを契約してご自身で自作される方もいらっしゃいます。実際に、当社が運営するサービス「ホームページ作成のPAGEKit」では多くの開業医の先生にご利用いただいております(この記事の最後に事例として5つのクリニックのホームページをご紹介させていただきますのでよければご覧になってください)。
確かに自作は少々手間はかかります。
しかし、ご自身の言葉で文章をつづり、写真を選ぶことで、ホームページを通じて患者さんに伝わるものが多くあると思います。
○ホームページを自作するデメリットとして、よく言われること
「ホームページを自作しようと思う」と話したり、インターネット検索したりすると、よく助言されるのが手間がかかるということ。そしてもう一つは、「自分で作ったホームページは集客できないので誰にも見てもらえないから、プロに任せたほうが良い」というものです。
しかし、それは本当にそうなのでしょうか。
その集客できない理由として挙げられるのが「制作の素人ではSEO対策ができない(インターネット検索で上位に来ない)から」という主張が多いのですが、まず、今はホームページ作成サービスも基本的なSEO対策(検索エンジンで上位になるための対策)が組み込まれているということが言えます。
https://www.p-kit.com/main/seo/
ここではPAGEKitの例を出しましたが、WIXや、Jimdoも公式にSEOの対策を強化していることを発表しています。また、それらのホームページ作成サービスの中でどのような設定をすれば基本のSEO対策ができるかも解説されていますので、そのとおりにすれば制作が初めての方でも一通りのSEO対策を済ませることができます。
そして、もっと本格的な対策をしたいときには、インターネット検索事業者であるGoogleが出しているガイドライン「初心者向け SEO=初心者向けスタートガイド」が役立ちます。ご一読いただき、できるところからホームページに盛り込んでいただけるとより効果が高い対策ができます。
https://developers.google.com/search/docs/beginner/get-started?hl=ja
「ホームページ作成サービスを使って自作するとSEO対策ができず誰にも見てもらえないページになる」というのは極端な例といえますので、ご心配をなさらず、自作していただきたいと思います。
それでは今回の記事では、特にクリニック(個人医院、開業医の先生)向けのホームページ作成サービスを使った自作のコツについてご紹介していきます。
クリニックホームページ自作のコツ①院長先生ご自身の言葉を伝える
ホームページを見た方にクリニックのことを覚えてもらうためには、デザインよりも書かれている内容、文章のほうが重要です。院長先生ご自身が書かれた想いのこもった文章はどんなデザインやホームページ制作テクニックよりも、訪問者の方々に響きます。
コピーライティングの本がたくさん出ているのも、それだけ文章の力があるからです。クリニックのホームページでキャッチコピーとなるのは、そのクリニックの方針=院長先生の想いや治療ポリシーです。
地域の皆様を想う気持ち、治療にかける情熱、譲れないこと、気をつけていることなどをまずホームページのトップページに書き込みます。人気のあるレストランのホームページも同じで、オーナーやシェフ、料理長の想いがしっかり書き込まれています。
<例>http://www.kagurazaka-ishikawa.co.jp/
文章のうまい下手ではなく、自然な気持ちを言葉にしておくこと、ホームページに載せておくことが相手に伝えるために重要なポイントです。
ホームページ制作を依頼した場合、文章作成については制作会社にヒアリングはしてもらえますが、同じようなキャッチコピーになってしまうことも。
ご自身のことを文章化するのが苦手な方は、制作会社依頼の場合でも自作の場合でもプロのライターさんを手配してしっかり文章をつくってもらうということをオススメします。お手頃なホームページ制作の場合はライターが入らず、ディレクターやデザイナーさんが文章を作ることもありますが、できるだけライターさんを入れてください。
インタビューしてもらうことで自然な気持ちが言葉になって出てきます。
自作の場合でライターさんを見つけたいときは「地域名+ライター」等で検索すると見つかります。
文章をテンプレではなく自分の言葉で書いておくと、SEO対策にも役立ちます。ホームページ上に出現する言葉数が増えるので、”他のホームページとは違うことが書かれている”証となり、評価が上がると思われます。
クリニックホームページ自作のコツ②SEO対策は基本の範囲内は取り入れる
自分で作ったホームページは集客できない=SEO対策ができない、というのは極端な話だということを冒頭で書いたのですが、SEO対策をしなくてもよいというわけでもありません。基本のSEO対策はプロでなくてもできるので、基本の範囲内で知り、できることは取り入れたほうが良いです。
https://developers.google.com/search/docs/beginner/seo-starter-guide?hl=ja
Googleが公式にガイドページをつくって情報を発信してくれています。
「SEOが必要なケース」など、公平な視点で書かれていて勉強になります。
SEO 業者を利用するかどうかは、サイトの改善や時間の節約につながる可能性がある一方で、サイトや運営者の信用が損なわれるおそれもある重大な決定です。SEO 業者を利用するメリットと、無責任な SEO 業者によってサイトが被害を受ける可能性について必ず検討してください。 引用:Do you need an SEO?
SEO対策を依頼することのデメリットも書かれています。
適切に事業者選びができれば問題ないのですが、「SEO対策ができる人」なら誰にでも依頼していいかというとそうでもありません。適切にSEO対策をしてくれる事業者を選ぶことも一つの仕事です。もしご自身に知識がなければ、悪質な事業者を選んでしまうかもしれません。まずは”ホームページを正しく運用するため”に、SEOの基本についてGoogleのページを使って知識を得てみてください。
そこで学んだ知識は、そのままご自身のホームページに反映できます。
できる範囲内でホームページのSEO対策をすることは正しいことですので、ホームページ作成サービスのSEOについてのヘルプを読むことも含めて、少し時間を割いてみて下さい。
クリニックホームページ自作のコツ③外部からリンクを貼る作業をするとベスト
「ホームページを作ったけれど誰にも見てもらえない」という問題を抱えないために、自作のホームページができあがったら、外部(別のホームページ)からリンクを貼る作業をしておきます。
ではどんなところからリンクを貼ればよいのか。
まず基本のサイトを3つ挙げますので、以下をご参考にリンクを貼る作業をなさってください。
①GoogleMAP
クリニックをGoogleMAPで検索すると、ピンが出てくると思います。
そのピンには、ホームページへリンクが貼れますので、ぜひリンクがつくようにしておきましょう。無料で、登録することでご自身で付けることができます。
【リンクの付け方参考】GoogleMAPなどを活用してホームページを宣伝する方法
②Yahoo!ロコ
ヤフーの店舗情報サイトです。こちらも申し込むことで無料でリンクが付けられます。
この登録はYahoo!プレイスというサービスからできます。
【登録先】https://loco.yahoo.co.jp/business/top/?sc_e=ols_loco_help
③医療系ポータルサイト
クリニック・医院を検索できるポータルサイトと呼ばれるサービスもいくつかあります。無料で登録できるものにいくつかホームページ登録をしておくと見つけてもらいやすくなります。
【参考】http://www.myclinic.ne.jp/
このような登録作業をしておくことで、かなりホームページを見つけてもらいやすくなります。
クリニックホームページ自作のコツ④ハード面のメンテナンスはホームページ作成サービスを利用して不要にする
ホームページを自作をする方法の中で、一般的な形は2パターンあります。WordPressなどホームページを構築できるツールを使うもの、もう一つがホームページ作成サービスを利用するものです。
WordPressを使っている方も多いのですが、これはサーバーを自分で借り、WordPressのハード面のメンテナンス(アップデート等)をご自身でする必要があります。このアップデートはボタンを押すだけといったものではなく、アップデートによってエラーが起こることもありますので、なかなか大変な作業です。メンテナンスをしないと脆弱性を突かれた攻撃を受けてホームページを書き換えられるなどの被害にあうことも。
WordPressのメンテナンス作業は知識があればできますが、なかなか大変です。
そこで、メンテナンスをせずに済ませられるホームページ作成サービスを使うことをオススメします。
WIXもJimdoもPAGEKitも、ホームページ作成サービスといわれるサービスを使っておくと、ハード面のメンテナンスが不要になります。サービス側でメンテナンスを実施しています。
【参考】https://ja.wix.com/free/web-hosting
高度な知識が必要な部分はホームページ作成サービスにお願いし、「自作するのはホームページの中身だけ」と集中すると作りやすく、維持しやすいホームページが作れます。
自作されている医院のホームページ事例5つ
当社が運営するPageKitで自作されているクリニック・医院のホームページを5つご紹介させていただきます。制作のご参考になさってください。
○阪本胃腸・外科クリニック
https://sakakuri.p-kit.com/
○クリニックジョイ耳鼻咽喉科アレルギー科
https://clinicjoy.p-kit.com/
○やまだ内科クリニック
http://yamada-clinic.p-kit.com/
○斑鳩の里内科醫院
https://ikaruganaika.p-kit.com/
○高橋ファミリークリニック
http://takahashifamily-c.p-kit.com/
まとめ
クリニック・医院のホームページを自作するポイントは、メンテナンスをフリーにし、基本的なSEO対策は知識を得て盛り込んでみること、外部からリンクを貼ることなどです。
特に新型コロナウイルス感染症が拡大して以降は、接触機会や問い合わせ対応時間を減らすため、予約についてや診療時の取り決め(熱がある場合はどうする?など)など情報共有することが大切になりました。
ホームページの自作は少し手間はかかりますが、院長先生のメッセージを直接伝えられる場所であり、患者さんにとっても情報を手に入れることができる大切な場所です。ぜひ自作して、素敵なホームページを作っていってください。
どうしてもホームページ作りが難しいという場合はページキットにおまかせください。
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