「ホームページを安く作りたいのでスマホ対応は要らないです」
「デスクトップから見る人ばかりだと思うので、スマホ対応不要です。その分はお値引きいただけますか」
皆さま、こんにちは。
実はまだまだスマホ対応をどうするか、作業料金とのバランスで諦めたい、といった相談も多いので、この記事では【スマホ対応を諦める分、安く制作できればありがたい】という希望をお持ちの方々へ向けて書いていきます。
スマートフォン用デザインをつくる、レスポンシブ対応させるためには作業が必須なので、WEB制作会社に見積り依頼をすると、そのような項目が加算されてきてしまうことが一般的です。
制作を依頼するホームページが一般消費者向けでない場合、例えばBtoBビジネスを展開している企業であったり、組合や協会など業界団体のホームページだったりすると、「ほとんど勤務中にパソコンから閲覧しているはずだから」との理由でスマホ対応の優先度が下がる、というご事情もわかります。
けれど、スマホ対応をしないことによるデメリットももちろんあります。それらと削減できる制作費を天秤にかけてから決めていただきたいと思いますので、今回の記事ではスマホ対応を諦めるデメリットについてご紹介していきたいと思います。
■スマホ対応するにはいくら制作費が必要?
これは規模やデザインによって費用が全く異なるので一言で言い表せないのですが、そもそも最初からスマホ対応がセットになったデザインテンプレートやサービスを使えば、費用は追加でかかりません。
参考:https://www.p-kit.com/main/details/sp/
例えば弊社で運営しているホームページ作成サービスPAGEKitではスマホ対応しているからといって月々の費用が変わることはありません。無料ホームページ作成ができるWIXやジンドゥーでも同じです。
まず制作費を落として安くしたいということであれば、制作会社に依頼するのではなく、ホームページ作成サービスを検討するのも一つの方法だと思います。デザインテンプレートがありますから、プロでなくてもきれいなホームページをつくることができます。
スマホ対応しないデメリット①QRコードからホームページへの誘導がしづらくなる
広告用のチラシや広報誌、会社パンフレットなどを全く活用していないという企業、団体は少ないのではないでしょうか。BtoBや業界内団体でもお知らせのお手紙やハガキを出すこともあるでしょう。
そのときに「出欠はホームページから連絡ください」「資料のダウンロードはホームページからお願いします」といってホームページに誘導していることも多いと思います。そしてよく付けているのがQRコードです。でもそのQRコードを読むのはスマートフォンやタブレットなので、その先のホームページが対応していないと非常に読みづらいという状況が発生します。
急いで伝えたいことほど「ホームページをみてください」といった誘導になりやすいので、そのときに急いでスマホから飛んだ先のWEBページが読みづらいとなるとものすごくストレスになるのではないでしょうか。
QRコードでなくてもメールもスマートフォンからチェックしている人が多くなっています。指定されたリンクをタップしたら文字がものすごく小さかったり、デザインがズレていたりしたら、画面を大きくしたり、もう一度パソコンを開いてアクセスし直すなどの手間が出てきます。
利用者目線で考えるとスマホ対応しなくてよいWEBサイトはないのでは?と感じます。
スマホ対応しないデメリット②緊急時の情報伝達に弊害が出る
①と少し重複するのですが、災害や感染症蔓延等によって急遽会合やイベントを中止するなどといった連絡は、ホームページに掲載する作業から行う、という場合が多いです。
通常時はメール、電話、FAX、ハガキなど決まった連絡パターンがあると思いますが、一刻も早く伝えないといけなくなったときは、メールの一斉送信+ホームページで告知という形になることが多いのではないでしょうか。
急いでいるときほど、手元にあるスマートフォンからGoogle等で検索してホームページを閲覧することになります。そのようなときにスムーズに閲覧できるのがスマホ対応の一つの価値です。
スマホ対応しないデメリット③検索順位が下がる可能性がある
Googleが出しているガイドラインの中に、”モバイルフレンドリー”という言葉が出てきます。モバイルデバイス(スマートフォンなど)からのアクセスがWEB全体で増えているので、WEBサイトをモバイルから閲覧しやすいようにしておきましょう、とGoogleが推奨しているんです。
参考:https://search.google.com/test/mobile-friendly?hl=JA
スマホ対応していないからといって大きく順位が下がるわけでないのですが、評価が上がることもありません。総合的に考えると、本来の検索順位よりスマホ対応していないことで下がってしまう(評価がされないから)と予想されます。
そのため、できるだけ検索エンジンでの順位をあげたいと思うのであれば、スマホ対応(Googleから閲覧しやすいページと評価されている状態にしておく)は必須といえます。
スマホ対応しないデメリット④クレームや評価ダウンにつながる可能性も
スマホ対応していないページをスマホからみていると、ページからページへの移動がわかりづらかったり、必要な情報が見つけづらかったりします。
参考:http://abehiroshi.la.coocan.jp/
スマホ対応していないことで有名な阿部寛さんのホームページを例に取ってみると、やはりスマホ液晶でみると文字が小さくてサイドバーのリンクが押しづらいです。
阿部さんのホームページはこの”味”を売りにしているので運営上はこのままでよいのですが、情報を伝えないといけない企業や団体のホームページが長らくこのままだと、利用者さんからクレームにつながることもあります。
また、「閲覧しづらい」ことで企業や団体の評価が下がることも考えられます。スマホでも工夫すれば見えるけれども見やすくされていない、という姿勢で評価を下げる判断をする方もいらっしゃるかもしれません。
それが積もり積もると大きなデメリットになってきますので、少しの制作金額で済む方法を考え、最低限のスマホ対応をしておくほうがよいのではないでしょうか。
まとめ
ホームページは情報を公開し、訪問者様に伝えるために存在するものです。スマートフォンやタブレットからWEBページを閲覧する人が増えているので、スマホ対応をしなくてよいという判断はしないほうがいいのではないかと思っています。
デザインは最低限で、文字や画像が読みやすいスマホ対応のレベルでよいと思いますので、制作会社の担当者さんに「費用をできるだけかけないスマホ対応を」と相談してみるとよいのではないでしょうか。
どうしてもホームページ作りが難しいという場合はページキットにおまかせください。
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