「ホームページの見積もりが高かったので、もう少し安く制作できないか」
「簡単なホームページでいいのだが、制作会社が提案してくるものはデザインやシステムに費用がかかりすぎている気がする」
この記事は、【ホームページの制作コストを削減できないか】と思案している皆さまへ向けて書いています。
皆さま、こんにちは。
ホームページ作成をする上で、いちばん担当者の頭を悩ませるのが制作費です。
技術料が必要になるため、見積もりを取り寄せてみると思っている以上に費用がかかるものなんだなと感じるでしょう。
多くの方が「なんとかして安くならないか」と制作会社に交渉をします。
しかし、安くするには何かを削らないといけません。
削る場所によってはホームページが意味のないものになってしまい、それなら作らないほうがよかったということも。そのため、制作会社はコストダウンした案を提案するのは難しいのです。
けれど、ホームページを作る目的を明確にするだけで、するすると値段が下がることがあるんです。お互いにWINーWINになる対応策ですので、ぜひ実践いただきたいと思います。
今回はわかりやすいように、目的別に3つのタイプに分けて話を進めます。
自社ではその3つのうち、どのタイプ(目的)を持って制作するのがいいか考え、一つを選んでみてください。
はじめに:無料ブログ?WordPress?WIX?その選択はタイプを決めてから
ホームページを作ると決めた次の段階で、無料ブログから始めるか、WordPressがいいと聞いたからとか、WIXの無料セミナーに行ってみようかなどシステムを選び始める方が多くいらっしゃいます。
しかし、それを決めるのはまだまだ先です。
まずは何のために、どんなホームページを作るのか決めてから。
ホームページは一度作ってしまうと移転が大変で、そこに非常にお金もかかるしリスクも背負ってしまいます。「とりあえず作り始める」のは、お試し期間で色々触ってみるのはいいですが、本番を「とりあえず」やってしまうと後が大変です。
手を動かしたくなる気持ち、とてもよくわかります。
各サービスに用意されている、お試し期間をうまく使って経験値を増やすのは◎です。それと並行して、どのタイプのホームページを作るのか考えてみてください。
コストダウンのコツ1:会社案内タイプ
「とりあえずホームページがあったらいい」とおっしゃる方々は皆さんこのタイプのホームページを想像していると思います。
会社の概要やアクセス、社長メッセージなど会社のパンフレットに書いているようなことをインターネットにも載せておきたいという目的で作るのがこのタイプです。
そのサイトを見るのは、業者さんや、名刺交換した人たちが中心で、そのほか採用ページなどからトップページへ飛んできた人たちも見るかもしれないですね。
会社名や社長名で検索してホームページを見てくれる人たちに、必要な情報を届ける目的で作るのが、この「会社案内タイプ」です。
いちばん安く作れるホームページのタイプで、システム開発などは不要となります。デザイン性も最小限でよく、約20万円〜30万程度で作れることが多いでしょう。
必要な情報が必要な人に届けばいいのであれば、このタイプで十分です。
コストダウンのコツ2:サービス売り込みタイプ
ホームページを使って新規顧客を獲得したい場合は、この「サービス売り込みタイプ」です。
集客を意識したホームページになるため、会社案内の機能は一部分にひっそりと書くだけで、TOPページには見込み客が必要とする情報を掲載します。
そのため、制作は、会社案内パンフレットというよりも商品(サービス)のチラシを作るようなスタイルで進みます。キャッチコピーはどうするのか、見込み客はどういうキーワードで検索しているのか、どういう動線で問い合わせや購入まで持っていくのか…。
マーケティングの知識が必要になるため、デザイナーにプラスして、ディレクターにもプロジェクトに入ってもらわなければなりません。
ディレクターに必要な項目を挙げてもらい、それに合わせて必要な作業を洗い出した後に、制作金額が出てきます。
販促ツールの一つとなるため、ホームページ公開後の効果分析も必要です。
それを業者に依頼するのか自社内で行うのかも検討しましょう。さらにその分析結果を元に修正を重ねていくため修正費もランニングコストとしてかかってきます。
「そこまで力を入れるのは難しい…」のであれば、2のサービス売り込みタイプを選択するのはもったいないと言えます。
ホームページの初期費用をしっかりかけるのであれば、その後もかかってきます。
そこまでしてホームページで集客する必要があるのか?
もしそこまでは必要ないのであれば、1の会社案内タイプで十分なのです。
コストダウンのコツ3:メディアタイプ
これはブログやInstagram活用戦略と同じで、コツコツと継続的に自社でコンテンツを足していくことを前提として制作します。
このメディアタイプはブランディングやファンづくりを目的としてホームページを作りたい場合に向いています。
制作時はデザインや機能性に加えて、読みやすさや楽しさ、SNSなどでの拡散率なども意識して作っていくことになります。
継続してコンテンツを作ることで、信頼性が高まったり新規顧客を開拓できたりといった、企業としてのメリットを享受できるようになってきます。
2のサービス売り込みタイプほど営業色を全面に見せず、友達の輪を広げるようにじわじわとホームページを成長させていきたい場合は、このメディアタイプがオススメです。
こちらはコンテンツを作り続けるランニングコストや、メディアとして一般の人に親しんでもらえるデザイン制作する費用がかかってきます。
担当者を付けて更新するため人件費も必要です。
制作会社に更新まで任せるのであれば、1ヶ月に数十万円以上コストがかかるでしょう。
広告に近く即効性のある2に比べ、コツコツと続けることで結果が出てくるのが3です。
ランニングコストまで背負えるかどうか考えてから、設計に入ると無駄がないでしょう。
まとめ
目的に合わせたホームページ設計の方法のような記事になってしまいましたが、ある程度集客効果がほしいと思うと、ホームページ制作にかかる費用はグンと上がることが実感していただけたかと思います。
最初は予算があるので2や3の設計・制作をしたものの、1年程度で更新や修正をしなくなってしまい、最初にかけた費用の元が取れたかどうかわからない…という状況になることもしばしばです。
ホームページにどこまで期待するのか、どこをゴールとして設計するのか。
まずは
この3つのタイプのどれなのか考えて決定することで、無駄なコストはずいぶんと減らせるはずです。制作が始まったら後戻りできません。最初の段階でじっくり考えてみてください。
どうしてもホームページ作りが難しいという場合はページキットにおまかせください。
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