「ホームページづくりの基本がわからないのでネット検索で色々なブログを読んでいる」
「独学でホームページをつくりたいのでネット検索に頼っている」
皆さま、こんにちは。
ホームページ制作の第一段階でわからないことが出てくると、ネットで検索して解決方法を見つけると答える方がほとんどです。しかし、すごく役立つインターネット記事もたくさんありますが、専門的すぎて難しい内容や簡単に書きすぎていて本質的な理解につながらないものなど、玉石混合です。
もちろん無料で読めて、検索するだけで見つけられるネットの記事は便利です。私もこのブログで一生懸命書いていますので参考にしていただければよいのですが、できればホームページをつくる初期の段階、これからつくる段階の方には、情報がまとまった書籍も読んでいただければなと思っています。
1冊、2冊でも専門の本を読んでいると、今後の展開が違ってくるはずです。
作業効率が上がったり、集客できるホームページにできたり、1冊の書籍代がかかったとしても得られるものは大きいと思います。
そこで今回は私がこれまで買ってきた書籍の中から、多くの方にオススメしている読み応えのある本を7冊ご紹介します。それぞれに違った内容が書かれているので、学べる項目は違います。もし皆さんがこれから勉強したいな、と思っておられる分野の本があれば、ご購入の参考にしていただければ幸いです。
Webデザイン良質見本帳
https://www.sbcr.jp/product/4797389036/
著者:久保田 涼子
出版社:SBクリエイティブ
415のWebサイトが例に出されていて、配色やフォントの選び方などから、そのサイトが与える印象の分析まで細かく記載されています。
良質なモデルケース(デザイン)を知ることで、仕上がりの1つの答えを見つけられます。どんな色やフォントを選んだらいいのか、自分で考えていくことも大切ですがプロのデザイナーさんが”良い”と評価しているデザインを知ることで迷いがずいぶん減ります。
レイアウトや写真の選び方なども勉強できますし、なぜこうしているか?を理解することで、迷いなく制作を進められます。
デザインテンプレートを活用したとしても、写真やフォントを選ぶことは付いて回りますので、基本を知るために役立つ書籍です。
コンバージョンを上げるWebデザイン改善集
集客や売上など成果にこだわってホームページをつくるのであれば、結果につながる方法をしっておくことがベストです。この書籍では既存のホームページが成果を上げるためにどのような工夫をしているかが学べます。
https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=115973
著作者:井水大輔、 菊池達也、 井上清貴、 谷脇しのぶ
監修者:小川卓
出版社:マイナビブックス
施策の難易度はかなり幅があり、すぐに役立つ内容もあります。
大手サイトの例などは改善するコストが必要になるので真似するのは難しいなと思うものもありますが、エッセンスを学んでアレンジすればどんなサイトにもつかえる方法論が取り上げられています。
多くの事例が実サイト名で出ているので、「こうすれば上がるだろう」という憶測ではなく、結果から導き出された方法論なので、すごく具体的で参考になります。
Webディレクションの新標準ルール
ホームページづくりの段取りや費用の考え方など、デザインやコーディングとは切り離された視点でホームページを見つめて分析した本です。
https://books.mdn.co.jp/books/3216203012/
著者:栄前田 勝太郎、岸 正也、滝川 洋平、タナカ ミノル
出版社:エムディエヌコーポレーション
ホームページ制作時の体制づくり、必要な作業、その時短術や正しい形が目に見える書籍です。このようなデザインから切り離された本はかなり少なく、貴重な内容がまとまっているといえます。
ホームページづくりを紐解いてみると実は多くの作業があり、自分でホームページをつくって管理するとなると、その作業量が見えているのと見えていないのでは段取り力がかなり変わります。
コミュニケーションツール、情報共有の仕方など、ホームページづくり以外でも役立つ内容なので一度目を通しておいて損はありません。
編集者・ライターのための必修基礎知識
こちらもデザインやシステムとは違う側面の知識や情報をまとめられている書籍です。ホームページのコンテンツづくりに役立ちます。
http://www.raichosha.co.jp/book/write/wr25.html
監修:編集の学校/文章の学校
出版社:雷鳥社
「編集」と呼ばれる、制作物の方向性を決めたり、ターゲット層にわかりやすい文章を書いたりする作業に特化した本です。企画の立て方、取材、原稿の書き方、校正・校閲方法など、ホームページ以外の印刷物づくりでも役立つ内容です。
ホームページをつくるときは、その担当者・管理者が編集者の役割も果たす必要があります。どんな文章を載せれば多くの方に見てもらえるのか?企業をより良く見せるホームページとは?と考えることも編集の枠組みの中に入っています。
Webメディアをつくるには少しネットに関する情報が足りないですが、文章を書く基礎、間違いのない情報発信をするためにはといった柱となる部分を学ぶには他になくまとまった1冊です。
現場で使えるWeb編集の教科書
Webに特化した編集、文章の書き方を学ぶには、↑を基礎編として、この書籍も追加で読んでおくと情報が網羅できます。
https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=23016
著者:withnews+ノオト+Yahoo!ニュース
出版社:朝日新聞出版
ネットニュースの第一人者であるYahoo!ニュースも著者として名前を出している本です。朝日新聞がとりまとめて出版していますので、内容の正しさという点に置いても信頼できる一冊です。
ホームページの管理担当者から編集プロダクション勤務のプロの編集・ライターまで役立つよう情報が網羅されています。さまざまな大手・有名メディアの運営者が実名でインタビューに答えていて、現場での試行錯誤や経験値を共有してくれています。
ホームページに何を書いていけばいいんだろう?ブログって書いたほうがいいの?どれくらい時間をかけるものなの?など運用時に知りたいことが盛り沢山です。
Instagramあたらしい商品写真のレシピ
SNS時代になり、ホームページもメインビジュアルが大きな印象を左右するようになりました。パッと見たときの印象で「見る」「見ない」を決められてしまうので、メインビジュアルの選び方がホームページから出る成果に直結するようになっているのです。
これまでのホームページ用写真といえば美しくアーティスティックなもの、商品やサービスの特徴がわかるものなどが主流でしたが、最近ではInstagramによく投稿されるような”映え”も重要視されています。この本はその「映えとは?」を言葉で解説してくれています。
https://www.genkosha.co.jp/gmook/?p=25866
著者:綾、古性 のち、6151、新田 知沙、中野 晴代
出版社:玄光社
フォトグラファーが「この写真を撮るためにどんな工夫をしているか」解説してくれています。なぜこの構図なのか、商品を入れているグラスを選んだ理由、どのように光を写しているかなど細かく書いてくださっています。
カメラの扱いについてはカメラによって設定方法が異なるからか、あまり詳しく書かれていませんが、セッティングさえきちんと行えばスマホカメラでも上手く撮れそうな気がします。加工アプリなどの紹介もあり、一眼レフやフォトショップを使いこなせないといった課題も解決できます。
雑誌WebDesigning
今のトレンドを知りたいときは、やはり雑誌が役立ちます。
「WebDesigning」は2ヶ月に1回、偶数月に発行されている雑誌で、現在のスタンダード路線の解説や皆が持ちがちな課題の解決方法などを特集しています。
https://book.mynavi.jp/ec/products/contents_type=28
出版社: マイナビ出版
バックナンバーも購入できるようになっており、読みたい特集が組まれている号が見つかったら公式ページから通販できます。
デザイン事務所や広告代理店で定期購読していることも多く、かなり多くのプロが目を通している雑誌です。中身も広告が少なく、毎回工夫を凝らした企画を立ててくれているので読み応え十分です。
マーケティングの知識なども手に入りますし、ホームページに関するプレゼンをするときなどもトレンドを取り入れた発表をすると納得度が上がりますのでオススメです。
まとめ
今回ご紹介した書籍は数多く出版されている中から選んだ、ほんの一部です。
けれど、技術的な「○○の方法」などが書かれた本とは違い、普遍的、本質的なことが書かれているので知識として上質な内容を学ぶことができる本だと私は思っています。
こういったホームページ制作に関わる専門書は本屋さんに並んでいるものも少なく、特に本屋さんが減ってきている地域では目にしづらいかもしれません。Amazonで探しても、どれがいいのか?なかなかわからないですよね。今回のレビューが書籍購入の一助になればうれしいです。
どうしてもホームページ作りが難しいという場合はページキットにおまかせください。
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