「ユーザーからの信頼度を上げるために、その分野に特化していることを伝えたい」
「専門家として活動していることをより多くの人にわかってもらいたい」
皆さま、こんにちは。
最近はホームページ制作の現場で、「いかにして専門性を伝えられるホームページにするか」という議論もされるようになりました。
多くのホームページが公開される中で、ユーザーに自分のホームページを選んでもらい、さらに顧客となってもらうためには”専門分野を持ち、特化していること”が大切となりました。実際に、そのようなユーザーニーズがあるのです。
昔は”何でもある”、”何でもできる”ことが良しとされましたが、令和の時代、特にインターネット上では「いかに特化しているか」が求められています。
これはホームページが検索エンジンから評価される基準として、”専門性”が求められる要素のひとつだからです。もちろん検索エンジンからの評価以外にも、ユーザーニーズの高まりであるとか、成約率の向上など多くのメリットがあります。
ホームページ制作では少し発展的な内容になりますが、今回取り上げる方法をぜひ実践してみてください。それほどコストをかけず、そのホームページの専門性・権威性を上げるための6つのコツをご紹介します。
できること①:長く運営する
オープンして1日目のホームページと、15年運営されているホームページでは、どうしても長くやっているほうが高まります。専門家としてそれだけ長く営業できている=より専門知識が増えている、ということの証明になりますので、ホームページ開設からの年月は大切です。
ユーザーからすると運営期間の長さってわからないのでは?と思うのですが、中に書かれているコンテンツの日付であったり、ブログを長く運営しているかどうかであったり、ドメインが取得された年など、チェックしようと思えばいろいろとできてしまいます。
これは一朝一夕ではどうにもなりませんが、ホームページを開設する日を1日でも早める、一度開設したらそのドメインを大切に運営する、ホームページは移転せず長く運営するなどによって可能となります。
できること②:運営者を明記する
このサイト(ホームページを作る・育てるメディアGroow)でも度々コンテンツの話題のときに、プロフィールや経歴、実績を載せましょうとお伝えしています。
それは専門家・専門企業としての背景を見せることで、本当に活動していることの証明となるからです。
今はホームページは誰でもつくれる時代です。
どれが正しい情報なのか、この業者は実在するのかとユーザーも鋭い目で見ています。
もし社名は書いているけれど住所がない、代表者名がない、電話番号もないとなれば、そのホームページから何かを注文しようであるとか、問い合わせをしようとは思いませんよね。
- 運営者/運営企業
- オフィスの住所、電話番号
- 問い合わせフォーム
この3つは確実に記載する必要があります。
個人であれば、バーチャルオフィス等でも問題ないかと思います。実際に動いていることの証明となるものであれば問題ありません。
また、実在するかどうか、問題ないサイトであるかどうかの判断基準となる電話番号や問い合わせフォームも非常に重要です。090から始まる携帯電話番号しかないときは、法人や飲食店でもよく採用されている050番号を1つ取得するのもよいと思います。スマホアプリから取得、通話できますよ。
このほか、ホームページの専門性が個人に起因するもの(例えば士業やクリエイターなど)であれば、代表者のプロフィール、実績等を詳しく書くことも実践してください。
できること③:個人情報保護方針(プライバシーポリシー)ページをつくる
まだまだ個人情報保護方針について記載したページを持たないホームページが多いのですが、つくらなくてはならなくなりました。
弁護士監修のメディア「IT弁護士ナビ」でも以下のように書かれています。
個人情報保護法の改正によってほぼすべての企業が、個人情報を取得する際にはあらかじめ利用目的を公表するか、あるいは個人情報の取得をするたびに、本人に個人情報の利用目的を知らせなければいけないようになりました。
つまり問い合わせフォームを設置する場合は、この個人情報保護方針についてのページが必須となります。
これは専門性とは少し違う観点かもしれませんが、きちんと法律遵守して運営していることの証明となり、ユーザーに安心感を与えます。また、検索エンジンからの評価も上がると言われています。
何を記載すればよいのかは、上記で紹介した「IT弁護士ナビ」に詳しく書かれています。そのほか、テンプレートを探したり、同業種のページを参考にしたりして、作成してください。
できること④:情報源(監修者)を明記する
コラムやブログで情報を発信するときに、この情報がどこから出てきたのか、誰が書いているのかを伝えることも必要です。業界のつながりや、情報に責任を負う姿勢が見られます。
ご自身や企業内の担当部署が書いているコラムやブログ等でれば、単に”スタッフ”等とするのではなく、執筆者を肩書と合わせて明記しましょう。
- 執筆:Aクリニック院長 山本B輔
- 「このブログは、WEBマーケティングリーダーA山B実がお届けします」
このような表記で、誰が書いているかはっきりさせます。
また、メディア運営をしている場合は、ライターや監修者が入っていれば監修者のプロフィールを記載します。
※「うどんのコシは硬さじゃない」香川の製麺所で”カスタムうどん”を作ったら衝撃の事実だらけだった – イーアイデムの地元メディア「ジモコロ」より
名前だけではなく、↑この画像のような簡単なプロフィールや、顔写真とともに載せるとより信頼感が増しますね。またプロフィールと記事の親和性によって、より専門性が高まります。
できること⑤:NGワードを使わない
専門家のホームページに、あってはならないNGワードがあります。
- 〜〜らしいです。
- 〜〜のようです。
- 〜〜といわれています。
特によく書いてしまいがちな、この3つの言い回しがNGワードです。
国語的には、伝聞・推定の言い方となり、専門家であれば、書かないはずのワードです。
他の人から聞いた話を、誰かに「〜〜らしいよ」と伝えているわけで、情報源は別にあると明言している形になります。
専門家であれば言い切るか、「この資料によると〜〜〜です」となるはず。
そのため、NGワードといって過言ではありません。
ホームページ用の原稿を作成するときだけでなく、ブログやコラムでも気をつけてください。
できること⑥:識者コメントを取る
専門家・専門企業として運営しているなら不要ですが、メディア運営であれば、記事の中にその分野の専門家からコメントをもらって載せるのは有効な手段です。
新聞のニュースでも、「〜〜によれば〜〜と発表された」と情報源が書かれますし、「◯◯専門家のAさんは〜〜と話した」といった表現で識者コメントを挟んでいます。
こちらの「電気ポットから温水洗浄便座まで、保温にかかる電気代に要注意 | マネーポストWEB」でも、単に電気代の注意を書くだけではなく、節約アドバイザーの和田由貴さんにコメントを寄せてもらっています。こうすることで、情報に間違いがないことも裏付けられます。
専門家からコメントをとったり、専門家の監修が入っていれば、そのメディアは専門性の高いメディアだとより認識されます。
上記の例でいえば、「マネーポストWEB」というサイト名であり、お金や経済のことについて書いてあるのだろうと予測できます。その中に専門家として出てくるのが節約アドバイザーであれば、専門的な正しい情報を発信しているサイトだとわかってもらえるでしょう。
このような識者コメントは知人であれば無料でもらえるかもしれませんが、専門家に正式にお願いして書いていただくとなると1万円〜数万円がかかります。その費用を捻出するのも大変かもしれませんが、ホームページ立ち上げ時期であれば、消えてしまう広告に使うよりも後々で役立つかもしれません。
知人や社内に識者がいれば、ぜひその縁をしっかり使って、コストをかけずに識者コメントを集めましょう。あるのとないのとでは全然イメージが違います。
まとめ
ここまで、ユーザーと検索エンジンからの信頼度を上げることを目的とした、ホームページの専門性向上のための手法をお届けしました。
時間がかかるものもあれば、すぐに着手できるものもあると思います。
1つでも実践すると結果が違ってくるはずなので、できるところからホームページにぜひ実装してみてください!
どうしてもホームページ作りが難しいという場合はページキットにおまかせください。
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