「地域の飲食店を応援するサイトを作りたい」
「まちのテイクアウト情報をまとめた一元化したサイトを作りたい」
皆さま、こんにちは。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、まちの飲食店さんが大変な危機に立たされています。何とか応援したいという気持ちを持っていらっしゃる方も多いと思います。
緊急事態宣言が発令された頃、飲食店を応援しようと全国のさまざまな地域でホームページが立ち上がりました。その地域のテイクアウト情報をまとめたホームページです。
私たちが運営しているホームページ作成サービス「PAGEKit」でも、飲食店の情報をまとめたホームページをつくっておられる方がいらっしゃいます。私たちも地域の力に少しでもなれていると思うとうれしい気持ちです。
全国どの地域でも飲食店さんが厳しい状況にあるのは同じですので、もっとテイクアウト情報をまとめたホームページがあってもいいのではと思っています。
例えば、大分県別府市の場合、「別府エール飯」というプロジェクトを立ち上げ、地域の飲食店情報をまとめました。これは全国的にも早い段階で立ち上げたため大きな反響があり、たくさんのメディアでも取り上げられました。
この「#エール飯」はそもそも、別府市と市の外郭団体「別府市産業連携・協働プラットドームB biz LINK(ビービズ・リンク)」が3月18日からスタートした独自企画で、提供側の店舗や、テイクアウトで購入した消費者がその料理を写真に撮り、検索用のハッシュタグ「#別府エール飯」を付け、TwitterやInstagramといったSNSに投稿し、情報発信する取り組みだ。 引用:株式会社外食産業新聞社
この取り組みがさきがけとなり、後からたくさんの地域が続きました。
2020年秋以降も、まだまだいろいろな地域で飲食店やテイクアウト情報を発信するサイト作成の予定があるそうです。
そこで今回は、このような飲食店・テイクアウト応援サイトの作り方をご紹介したいと思います。
- どこでつくればいいのか
- 何を書いておけばいいのか
- 気をつけること
など事例を交えてご紹介していきます。
広告が入ってもいいので無料でつくりたい場合
ホームページをつくらずに、運用しているところもあります。
無料のホームページサービスを探すのであれば、作業を減らすため、このようなホームページをつくらないタイプの運用をオススメします。
- InstagramなどSNS
- noteなどテキストが書けるサービス
このようなサービスを活用すればホームページなしの運用が可能です。
例えば、前述の「別府エール飯」もスタート当初は専用ホームページがなく、InstagramやTwitterなどのSNSに「#別府エール飯」とハッシュタグをつけるだけ、投稿を見たい人はそのハッシュタグをたどっていく、という簡単な仕組みでした。
現在ではInstagram上だけで9千件以上の投稿があります。
Instagramの利用はどなたでも完全無料で、ホームページをつくっていなくても十分な波及効果がありましたのでこのような形を取るのもいいのではと思います(2020年8月現在、別府エール飯のホームページは存在しているので、プロジェクトスタート後から作成されたようです)。
別府エール飯以外でも、キーワードだけを決めて、SNSにハッシュタグで投稿していくだけという形の運用をしている地域もたくさんあります。
和歌山経済新聞の2020年4月27日の記事によると、和歌山県の有田地域でもホームページをつくらず、行政のホームページ内で告知→ハッシュタグのみの無料運用をされています。
無料で、ということであればまずInstagram等のSNS中心に運用し、予算がついた段階でホームページをつくって情報や趣旨などをまとめておくという順番でもいいと思います。
noteを使った事例では、【集約版】和泉市周辺のテイクアウト&デリバリー情報まとめ(リストとマップ)などがあります。この事例も行政が関わって作成しているものなので、こういったホームページを持たない形でも問題ない、ということですね。
少し費用がかかってもいいので広告なし&簡単操作のところでつくる場合
ホームページ作成サービスは無料・格安のものもたくさんあります。
選び方は過去の記事ホームページ作成サービスはテンプレで選べ!〜選び方と4サービス比較〜にまとめていますのでご参考になさってください。
この↑記事にも書いていますが、費用を抑えてつくるためにはデザインテンプレートがたくさん用意されているところ、操作が簡単なところを選ぶのが大切です。
デザインテンプレートがあれば情報をはめこんでいくだけで仕上がります。また、操作が難しいと「やはり自分たちでつくるのは無理だ」と早期に諦めてしまうことが多いので、操作の簡単さも重要です。
私たちが運営しているホームページ作成サービス「PAGEKit」でも、テイクアウトまとめサイトをつくって運用している方がいらっしゃいます。
○持ち帰り応援し隊
https://tabenomi.p-kit.com/
「PAGEKit」のテンプレートをうまく使いながら、たくさんの店舗さんを紹介してらっしゃいます。事例としてご参考になさってください。
載せておく内容
全国のテイクアウトまとめサイトを確認したところ、載せている情報は以下のようなものが多かったです。
- 店舗リスト
- 各店舗の情報(メニュー、連絡先等)
- 飲食店事業者さん向け情報(補助金、給付金など)
- 利用マナー(マスクをする、事前に予約の電話をする等)
- 運営者情報
そのほか、少数ではありますが和歌山TOGOマップのように登録・削除フォームをつくって飲食店さんと直接情報のやり取りができる窓口を準備しているところもありました。
作成時に気をつけること
特に新型コロナウイルス感染症拡大後は、飲食店さんは営業時間や連絡先が変わったり、臨時休業に入ったりと、かなり柔軟な営業をされるところが多いです。また、テイクアウトのメニューがなくなったり、変更が出たりすることもあります。そのため、掲載情報と、実際の営業が噛み合わないことも。
「最新の情報は飲食店の公式サイトやSNS、お電話等で直接ご確認ください」と一言付け加えておくことをオススメします。混乱防止のためです。
逗子市のテイクアウト・デリバリーのご案内ページにも注意書きがしっかり書かれていました。
作成ページだけを真実として飲食店に足を運ばれてしまうことにより、「臨時休業だった」「営業時間が変わっていた」などのクレームが発生することがありますので、その予防策として、ぜひ一言付け加えてください。
まとめ
有志で立ち上げることが多いテイクアウトまとめサイトは、できるだけコストをかけずに運用したいものです。できるだけ手間をかけないような形を選び、長く継続して運用できる形を模索してからスタートしてくださいね。
どうしてもホームページ作りが難しいという場合はページキットにおまかせください。
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