「フリーペーパーに広告を出しているけど、料金が負担になってきた」
「広告は期限が来たら消えてしまうので、形に残るもので集客していきたい」
皆さま、こんにちは。
フリーランスで活動している人が右肩上がりに増えている今、教室やサロンを開業する人も増加傾向です。少し探してみると、パン教室、ピアノ教室、ヨガなどの昔からあるものから、カメラ、心理学、カービングなどの比較的新しい内容のものまでとても多くの教室やサロンが開かれていることがわかります。
ほとんどの教室・サロンの主な集客方法は、クチコミ、チラシ、そしてフリーペーパーやポータルサイト(ホットペッパービューティーなど)での広告掲載などだろうと思います。しかし、競合の数が増えてくると、同じような集客の仕方ではお客の取り合いでコストばかりかかってしまいます。
ではどうしたらよいか。
実は、集客ができていないと悩んでいる個人運営の教室・サロンは、情報発信不足であることがほとんどなのです。見込み客への情報発信が少ないから見つけてもらえず、お客様も増えないという負のスパイラルに陥ってしまっています。
そこで今回は、広告に頼らず、ネットで情報発信をするコツをまとめてご紹介します。はじめ方ということで、必ずやってほしいと思う4つに絞っています。基本のように感じるかもしれませんが、まずはこの4つを抜けなく実践してみてください。
はじめに:情報量が少ないと、お客様を不安にさせる
ホームページやSNS、チラシ、看板などすべてに言えることですが、教室・サロンから出している情報が少ないと、集客できないばかりか見込み客を不安にさせてしまいます。
例えばチラシをまちなかで見つけて「ここは良さそう、調べてみよう!」とネットで検索してみる人は多くいます。それで店名などで検索してみて、公式のホームページやブログを見つけられなかった場合、その人は「あれ、何も情報がない。本当に大丈夫なのかな、やめておこうかな」と思ってしまうことも。みなさんもお店探しをしていて、このような経験をしたことがあるのではないでしょうか。
自分が知りたい事柄や必要のある情報(お店の場所や電話番号など)が手に入らなかったとき、人は”情報不安”という状態になってしまいます。「わからないから怖い」と考えてしまうのですね。
このような情報不安から、せっかくの見込み客を逃している教室・サロンがたくさんあります。非常にもったいないですね。
情報をきちんと発信して見込み客を逃さない工夫をしていけば、広告やクチコミに頼らない集客ができるようになっていきます。つまり、広告依存型の従来の集客スタイルから離れるためには、情報発信は不可欠といえます。
これから書いていく4つのコツを、しっかり実践し、見込み客を逃さないようにしていきましょう。
コツ①:教室名、サロン名をしっかり固定する=表記ゆれをなくす
まず、いちばん重要であるのにあまりにも多くの方が注視していないポイントについてです。
皆さまは、ご自身の教室名・サロン名の表記についてルールを決めていますか?
正式名が【ピアノ教室Enjoy】だったとしましょう。
ホームページのタイトルや、チラシの教室名部分は、当然【ピアノ教室Enjoy】でなければおかしいですよね。
しかし、【ピアノ教室エンジョイ】だったり、【エンジョイ】だったり、【ピアノのEnjoy】だったりと、いちばん大切な店の名前が揺れている=複数ある教室・サロンは結構あります。
これは探している側からすると、同じ教室・サロンなのだろうか?と迷ってしまうポイントです。違うものだと認識されてしまうこともしばしば。特にネット検索では、キーワードが違ってしまいますから、探している人がホームページを見つけられないことも。
特に英語やフランス語など日本語以外の教室・サロン名を付けてしまった方は気をつけないといけません。
例えば[BoulangerieYamada]という正式名称のパン店で、食べログやGoogleMapはその表記(BoulangerieYamada)であるのに、店舗の公式ホームページやチラシが「ブーランジェリー・ヤマダ」などカタカナ表記になっていれば、「本当に同じ店かな?」と思ってしまいますよね。近所の方なら「あそこのことね」と何となく理解できるでしょうが、初めていらっしゃる方は少し不安になります。
運営している側は「どっちだって同じ」と思うかもしれませんが、初めてのお客様はこのようなちょっとしたことで不安になります。特にいちばん大切な店舗の名前がいくつもあったら…。
必ず正式名称を1つ決めて、ホームページやチラシ、名刺、スタンプなどすべての表記を同じにしましょう。
コツ②:代表者の顔写真とプロフィールは必須
個人の規模で教室・サロンを開く場合、絶対的にウリとできるものが”代表者”の人となりやポジション(肩書、経歴、所属団体など)です。特にまだ教室・サロンを開いたばかりで実績があまりない段階では、「どんな人がここを開いているか」をウリにするしかありません。
そんな中で、代表者の顔がイラストだったり、これまでの経歴などが書かれていなかったりしたらどうでしょうか。不安になりますから、その教室・サロンに行こうという気もなくなります。ほかにもたくさんあるのですから。
プロフィールや顔写真を載せていないとなれば「自分のことは表に出したくないのですが、うちの教室・サロンは素敵ですよ。ぜひ月謝を払って通ってくださいね」というふうに取れます。そのようなところに通うでしょうか?
「顔出しは家族がNGと言っている」
「知人やママ友にバレると恥ずかしい」
「怖い思いをしたらどうしよう」
などの理由があるとは思いますが、それはお客様を呼ぶよりも大切なことでしょうか。もしそうであれば、リスクを背負う覚悟の上ということですので、顔写真やプロフィール、さらに住所などをしっかり公開している人と同じようには新規集客できないと覚悟しましょう。もっとクチコミを強化するなど、自分を表に出さなくても集客できる方法に注力していかなければいけませんね。
顔写真はその教室・サロン内で撮影したもので、普段の指導の服装に近いものがいいですね。パン教室であればエプロン姿、ピアノの先生であればピアノの椅子に座ったジャケット姿などでしょうか。
親近感を持ってもらい、「ここなら信頼できそう」「この先生に会ってみたい」と思ってもらうことが集客成功への第一歩です。
コツ③:教室・サロンが売るものは1つに絞る
個人の教室・サロンで集客が上手く行っていない場合、「何をしているのか、そこで何が学べるのかよくわからない」と思われてしまっているのが理由のひとつであることも。
ネイルサロンでありながら、「ハーブティーの販売」をしていたり、「占い」もしていたり…。幅を広げることは経営上はよいことかもしれませんが、教室・サロンを探している側からすると何をやっているところなのか分かりづらく、不安感が募ります。
集客するための”売り=商品”はひとつに絞り、わかりやすくしましょう。実際に教室・サロンに来てくれたお客様にメイン商品以外を勧めるのはOKですが、ホームページやチラシで色々な情報が重なってしまうと分かりづらいだけでメリットはありません。何も売れなくなってしまいます。
1つに絞り、そしてその1つについて徹底的にどんなものか詳しく解説を書きましょう。
- なぜこの教室・サロンを開いているのか=思い
- なぜこの商品を販売しているのか=モチベーション
- この商品のいいところ=自信
- 料金
自分が売っているもの、売りにしているものを自信を持って、しっかり見込み客にアピールしましょう。それが詳しければ詳しいほど、新規集客につながると信じてください。
コツ④:教室・サロンの日常をブログで書く
王道の方法ではありますが、やはり”ブログ”は集客に効果的です。
代表者の思いや教室・サロンの雰囲気が伝わりやすいので安心感が出ますし、何よりも臨場感がでます。
臨場感は「お客様がこの教室・サロンには来ている」という証。
見込み客の不安を和らげ、「問い合わせしてみよう」と背中を押すのがブログなのです。
最近はInstagramやFacebookページなどをブログのように使う人も増えていますが、ネットで検索したときに見つけやすいのは、やはりブログです。InstagramやFacebookページは更新しやすいのでついついメインの情報発信源として使ってしまうのですが、ホームページ+ブログが王道であること、集客しやすいことも理解しておきましょう。
何を書いたらいいのか悩む場合
こんなときこそ、ライバルを検索です。
同業種の教室・サロンのブログを探し、いくつか比較してみましょう。
だいたい同じような内容で更新しているのがわかるはず。その記事にニーズがあるということなので、まずはライバルにヒントをもらいながら記事を書いていきましょう。
まとめ
広告依存を自覚し、その方法に限界を感じてしまった場合、まずはこの記事でご紹介したようにホームページとブログを使って、見込み客に見つけてもらえるように情報発信を続けていきましょう。
ホームページはネット上では消えない広告となり、皆さまの教室・サロンを営業するツールとして365日24時間稼働してくれます。つくるための手間暇はかかりますが、広告のように期間がすぎれば消えてしまうものに投資するよりも、ずっと財産として使えるものにお金をかけたほうが長い目で見ればコストパフォーマンスが高いでしょう。
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